サービスデザイン

「誰一人取り残されない」デジタル社会の実現に向けて、様々な利用状況においてデジタル機器・サービスが利用されることを踏まえ、多様な利用者のニーズを効果的かつ効率的に達成できるよう利用者中心(人間中心)を原則とする行政サービスデザインに取り組んでいくことにより、誰もが、いつでも、どこでも、デジタル化の恩恵を享受できるようにします。

概要

「誰一人取り残されない」デジタル化を進めていく上では、デジタル機器・サービスが操作しやすいだけではなく、これらの機器・サービスを通じ、利用者の利便性の向上や課題の解決、目的の達成が図られることが大切です。そのためには様々な利用者の利用目的やタスク、利用者が持つ資源や環境等を踏まえ、社会環境や日常生活、ライフステージ等の変化を具体的にイメージしながら、デジタル機器・サービスに慣れていない方、直接的にはサービスを利用しない方も含めた、あらゆる人がデジタル化の恩恵を享受できるよう環境を整備していく必要があります。

このような観点から、利用者中心(人間中心)を原則とするサービスデザイン体制を官民挙げて確立しつつ、デジタルデバイドの是正やデジタル機器・サービスに係るアクセシビリティの向上(地理的な制約、年齢、障害の有無等の心身の状態、経済的な状況その他の要因に基づく高度情報通信ネットワークの利用及び情報通信技術を用いた情報の活用に係る機会又は必要な能力における格差の是正) を促進します。

最近の取組

行政サービスへの利用者視点浸透に向けた取組

行政機関において行政サービスの企画、設計、提供、運用を行う方々を読者として想定し、「利用者視点」が必要な理由、事例や成果、具体的なツール、デジタル社会推進標準ガイドライン群の各文書を紹介する資料を整備しています。

政府情報システムのUI改善

政府のウェブサービスやウェブアプリケーションの使い勝手や情報の探しやすさ、アクセシビリティ等の向上の一環として、ユーザインターフェース(UI)の調査点検と課題の解決に加え、各府省庁が参照可能なガイドラインやチェックリストを整備しています。

サービスデザインに関するデジタル社会推進標準ガイドラインの策定

利用者視点での行政サービスのデザインを支援するため、デジタル社会推進標準ガイドライン群の一環として、サービスデザインに関連するガイドラインやガイドブックの整備を進めています。生成AI技術の普及など新たな論点も踏まえつつ、関係文書の策定・改定に継続的に取り組みます。各省庁との連携や有識者との検討を通じて、行政サービスのデザインに関わる基盤整備を推進していきます。

専門人材によるデザイン、ウェブアクセシビリティ支援

利用者中心(人間中心)のサービスデザイン体制の確立に向けて、デジタル庁ではデザインやウェブアクセシビリティの専門人材を採用しています。デジタル庁が提供するサービスやプロダクトの設計段階から専門人材が参画し、デザインやウェブアクセシビリティ観点でのレビュー等の支援を行っています。また、よりよいデザインの普及・啓発のため、「デザイン原則」や「デザインガイドライン」などのルール、ツール作り、デザインプロセスの整備を行っています。

アクセシビリティの専門人材の活動紹介を通じて「行政を中心にデジタル化に欠かせないアクセシビリティという視点」、「アクセシビリティ確保の重要性と実践的な方法」、「プロジェクト初期からアクセシビリティチームが関わる意義について」についての動画を以下に紹介しています。

デザインシステムの構築と公開

よりよいデザインの普及・啓発のため、デザインのルール、アセット作り、デザインプロセスの整備を行っています。一貫したデザインや操作性でウェブサイトやアプリを提供するための仕組み「デザインシステム」の構築は、デザインデータを公開しながら進めています。

関連政策

会議等

サービスデザイン関連ガイドライン改訂に係る検討会

使いやすい行政デジタルサービスの構築に向け、人間中心設計等のサービスデザインに関係した各ガイドライン及びガイドブックの策定及び更新を推進するため、関連分野の有識者を招集し検討会を開催しています。