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トラスト(デジタル・アイデンティティ等)

データの流通・連携の基盤として、やりとりをする相手方やデータを信頼(トラスト)する助けとなる、主体の本人性・実在性やデータの非改ざん性・真正性に関する検証可能性を向上する仕組み・ツール等が求められています。現在、デジタルにおいて「身元、資格、属性等」を確立・証明する、「人、法人、モノ等」のデジタル・アイデンティティの利活用に向けた取組を推進しています。

概要

トラストの確保・向上に関する様々な政策を通じ、行政手続のデジタル完結推進、国を跨いだデジタル・アイデンティティ活用、個人情報の取り扱いに関する利用者の安心・安全の向上等を目指します。具体的には、デジタル・アイデンティティの活用に係るガバナンスやユースケースの検討、国際連携の推進等に取り組んでいます。

デジタル・アイデンティティの拡大に向けた取組

デジタルにおいて「人、法人、モノ等」の「身元、資格、属性等」を確立・証明するデジタル・アイデンティティの利活用は、デジタル社会におけるトラストを確保・向上するための基礎であり重要な要素です。
デジタル・アイデンティティの社会実装と適切かつ有効な活用の拡大、また国民が安心してこれらを利活用できるためのガバナンスに関する施策を検討・実施しています。

Digital Identity Wallet(DIW)

個人・法人が自身の属性や資格情報等を、自ら保存・管理し提示できる仕組み及びアプリ(ウォレット)である「Digital Identity Wallet」について、プライバシー向上や手続のデジタル完結への寄与などが期待されています。その社会実装および国民が安心して利活用できるためのガバナンス等の施策を実施しています。

Digital Identity Wallet(DIW)アドバイザリーボード

外部有識者によるアドバイザリーボードを開催し、今後のDIWの社会実装に向けた施策検討の参考・前提として、そのメリットやリスク、論点の検討及び整理を実施しました。

Verifiable Credential(VC/VDC)

Verifiable (Digital) Credential (VC/VDC)は、デジタル署名による真正性・改ざん防止等の機能を実現することができる、「人、法人、モノ等」の属性情報に関する汎用的で機械可読なデータ形式・データ流通形態です。このVCは、デジタル・アイデンティティに関する重要なトレンドとして注目されています。VCに関して、メリットや留意点を整理するなど、適切な利活用に必要となるガバナンス等を検討します。

Verifiable Credential (VC/VDC) の活用におけるガバナンスに関する有識者会議

現行の法令・制度・仕組みとの関連性を踏まえ、VCの利用プロセスに係る留意点を整理します。また、必要なガバナンス等の検討や、今後の活用が期待されるVCの利用用途について議論します。

国際連携・国際相互運用に向けた取組

近年、国際間でもデジタル・アイデンティティのガバナンスや相互運用性の確保に向けた議論が活発化しています。本取組では、日本と他国・地域間における相互運用性の確保に向けた国際的な議論への参画やユースケース実証等に取り組んでいます。詳細は下記ページをご確認ください。

その他の取組

デジタルにおけるトラストの確保・拡大に向けて、他にも様々な取組を行っています。

トラストに関するデジタル社会推進標準ガイドライン

デジタル社会推進標準ガイドラインのうち、トラストの確保・拡大やデジタル・アイデンティティの適切な利活用等に関連するガイドライン等の策定・運用等を行っています。詳細はデジタル社会推進標準ガイドラインの下記ページをご確認ください。

Trusted Web

トラステッド・ウェブ(Trusted Web)は、特定のサービスに依存せずに、個人・法人によるデータのコントロールを強化する仕組み、やり取りするデータや相手方を検証できる仕組み等の新たな信頼の枠組みをインターネットの上に付加するイニシアティブです。その考え方をまとめたホワイトペーパーの作成や、その考え方を生かした様々な分野の取組を行っています。

※令和6年度6月までの各種の取組、内閣官房デジタル市場競争本部における取組はTrusted Webウェブサイト を参照

Trusted Web推進協議会

Trusted Webの今後の方針等について、有識者と意見交換を行っています。