防災分野のデータ連携の促進
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概要
防災分野では、民間企業や地方公共団体により多くの優れたアプリ等が提供されており、これらを最大限に活用し、防災DXを推進していくことが重要です。
デジタル庁では、こうした防災アプリ等の間でデータ連携を目指すとともに、新総合防災情報システム(SOBO-WEB)をはじめとした政府防災関連システムとの連携を図ることで、ワンスオンリー(防災アプリ等で一度だけの情報入力)を実現し、防災分野のデータ連携促進の取組を推進します。これにより、住民一人ひとりに適切な支援を届ける環境を目指します。
取組
令和6年度防災分野のデータ連携基盤に関する実証実験
デジタル庁は、災害時に住民が必要とする支援を迅速に提供できるよう、防災分野のデータ連携促進に向けた検討を進めています。
令和6年度(2024年度)は茨城県常総市及び東京都江東区の協力の下、防災アプリ間でのデータ連携等に関する実証実験を下記のとおり実施しました。
本実証実験では、民間事業者が既に開発・運用している5つの防災アプリを、データ連携基盤を介して連携させました。住民の方や自主防災組織の方に参加頂き、以下の項目について検証を行いました。
- 何度も同じ情報を入力する負担を軽減する
- 被災者一人ひとりの状況に応じた適切な支援に繋げる
詳細は以下の資料をご確認ください。
- 令和6年度(2024年度)防災分野のデータ連携基盤に関する実証実験について(PDF/2,481KB)(2025年2月17日更新)
この度、実証実験の報告書を取りまとめましたので公表します。
防災分野のデータ連携基盤の実証に関する調査研究への参画事業者募集結果
デジタル庁では「デジタル社会の実現に向けた重点計画」(令和6年6月21日閣議決定)に基づき、防災分野のデータ連携基盤の構築に関する取組を推進しています。
令和6年度(2024年度)は「防災分野のデータ連携基盤の実証に関する調査研究」事業において、防災DX官民共創協議会と連携してデータ連携基盤のプロトタイプを構築するとともに、実際に運用されている複数の防災アプリケーションを用いたデータ連携に関する実証実験を計画しています。
つきまして、防災DX官民共創協議会の会員を対象に、本事業の実証実験に参画いただけるアプリ事業者を募集し、選考の結果、追加参画事業者として「イツモスマイル株式会社(アプリ名:みんなの防災)」を選定いたしました。
詳細については以下の資料をご確認ください。
新総合防災情報システムとのデータ連携
内閣府防災にて、令和6年4月に運用を開始した新総合防災情報システム(SOBO-WEB)とのデータ連携に向けた取組を進めています。
参考: 新総合防災情報システム(SOBO-WEB)について(内閣府)
防災分野のデータプラットフォームの整備に向けた検討
防災分野のデータプラットフォームの整備に向け、内閣府、防災科学技術研究所等と連携し、災害対応機関間で共有の望ましい重要な基本情報やデータ流通に必要な運用ルール等について検討を進めています。