よくある質問:預貯金口座付番制度について
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Q&Aは随時追加しています。
Q9-1 預貯金口座への付番というのは何ですか。また、預貯金口座へ付番するメリットは何ですか。
A9-1
預貯金口座への付番とは、任意で預貯金者が金融機関にマイナンバーを届け出ることで、預貯金口座にマイナンバーを付番することができる制度です。
この預貯金口座への付番によって、相続時や災害時に、一つの金融機関の窓口において、マイナンバーが付番された預貯金口座の所在を確認できるようになるというメリット(注)があります。
(注)「預貯金者の意思に基づく個人番号の利用による預貯金口座の管理等に関する法律(令和三年法律第三十九号)」(略称:口座管理法)により得られるメリットです。
Q9-2 預貯金口座付番制度は公金受取口座制度とは何が違うのですか。
A9-2
預貯金口座付番制度は金融機関へマイナンバーを届出する制度であり、給付金等を受け取るために預貯金口座を国に登録する制度である公金受取口座登録制度(注)とは異なるものです。
(注)公金受取口座登録制度とは、「公的給付の支給等の迅速かつ確実な実施のための預貯金口座の登録等に関する法律(令和三年法律第三十八号)」により創設された制度です。
Q9-3 預貯金口座への付番はどのように行うことができますか。
A9-3
金融機関又はマイナポータルから、付番を希望する金融機関へマイナンバーを届け出ることで行うことができます。一部手続きの対象外となる金融機関を除き、預金保険機構を経由して一度に複数の金融機関へマイナンバーを届け出ることもできます。
Q9-4 どの金融機関が預貯金口座付番制度の対象となりますか。
A9-4
預貯金口座を取り扱う全ての金融機関が対象ですが、一部手続きの対象外となる金融機関があります。詳しくは一部手続きの対象外となる金融機関をご覧ください。
Q9-5 預貯金口座への付番にあたって何が必要となりますか。
A9-5
原則としてマイナンバーカードなどマイナンバーと本人特定事項(氏名・住所・生年月日)を確認できる書類が必要となります。なお、マイナポータル経由での預貯金口座への付番では、マイナポータルにアクセスできる端末(スマートフォン等)に加え、マイナンバーカードが必要になります。
Q9-6 預貯金口座に付番すると、所得・資産の情報が国に伝わるのでしょうか。
A9-6
マイナンバーの届出をきっかけに、金融機関が国に預貯金残高などをお知らせすることはありません。
従来より、国が預貯金者の口座情報を確認できるのは、法令に基づき、必要な社会保障の資力調査や税務調査などを行う場合に限られています。
Q9-7 預貯金口座への付番は強制されるのでしょうか。
A9-7
預貯金口座の開設時や店頭での百万円超の国外送金時には、金融機関からマイナンバーの届出の意向を確認されます(注)が、本人の届出なく預貯金口座にマイナンバーが付番されることはありません。
(注)「預貯金者の意思に基づく個人番号の利用による預貯金口座の管理等に関する法律(令和三年法律第三十九号)」(略称:口座管理法)に基づく対応です。なお、金融機関は同法の施行以前から、国税通則法等を踏まえ、預貯金者に対しマイナンバーの届出の協力をお願いしています。
Q9-8 給付金等を受け取るための公金受取口座を登録していると、預貯金口座への付番も行われるのでしょうか。
A9-8
公金受取口座登録制度と預貯金口座付番制度は、異なる制度です。
そのため、公金受取口座が登録されているからといって、金融機関への届出なく預貯金口座へのマイナンバーの付番が行われることはありません。預貯金口座への付番は、本人の同意がなければ行われません。
Q9-9 どの口座に付番するかを選択することはできますか。
A9-9
付番する金融機関を選択することはできますが、付番する口座を個別に選択することはできません。なお、金融機関における口座の管理状況によっては、休眠口座など一部の口座が付番されない場合があります。
Q9-10マイナポータルにてJAバンクが検索できません。どうすればいいですか。
A9-10
対象金融機関ですのでご利用いただけますが、検索で入力する金融機関名は正式名称である必要があります。
例えば「JAバンク マイナ農業協同組合(仮称)」を登録する際は「マイナ農業」や「マイナ」部分で検索し、検索結果に表示される「マイナ農業協同組合」を選択してください。
Q9-11 預貯金口座の付番申請の結果はどこで確認することができますか。
A9-11
金融機関からの付番申請の場合、預金保険機構を経由して一度に複数の金融機関へのマイナンバーの届出を行ったときは、預金保険機構から郵送(普通郵便)で付番申請の結果が通知されます。なお、通知先は日本国内に限られます。
マイナポータルからの付番申請の場合、マイナポータルの「お知らせ」に付番申請の結果が通知されます。
Q9-12 金融機関から預貯金口座の付番申請を行いましたが、上手く付番できなかったようです。どうすればいいですか。
A9-12
付番申請時に金融機関に届け出た本人特定事項(氏名・住所・生年月日)が、最新でなかった(最新の住民票の記載と不一致であった)か、付番を希望する金融機関に登録されている本人特定事項と不一致であったため、付番ができなかったと考えられます。
付番申請時に金融機関に届け出た本人特定事項が最新でなかった場合、最新の本人特定事項を金融機関に届け出て再度付番申請を行って下さい。付番を希望する金融機関に最新の本人特定事項を届け出ていなかった場合、付番を希望する金融機関に最新の本人特定事項を届け出てから再度付番申請を行って下さい。
(注)マイナンバーの紐付け誤りが生じないよう厳格な一致確認を行う結果として、申請時に金融機関に届け出た本人特定事項が正しい場合でも、手続の完了まで数週間程度時間がかかる場合があります。
(注)付番申請時に金融機関にマイナンバーを届け出なかった場合には、預金保険機構が本人特定事項をもとに住基ネットからマイナンバーを取得して金融機関に通知するところ、誤って他人のマイナンバーを取得することがないように厳格な一致確認を行う結果として、金融機関に提出した本人特定事項が正しい場合でも、マイナンバーを取得できない事象が確認されています。このため、付番申請時には可能な限りマイナンバーを届け出るようにして下さい。
Q9-13 マイナポータルから預貯金口座の付番申請を行いましたが、上手く付番できなかったようです。どうすればいいですか。
A9-13
付番申請時の入力内容が誤っていたか、付番を希望する金融機関に登録されている本人特定事項(氏名・住所・生年月日)が最新でなかったため、付番ができなかったと考えられます。
付番申請時の入力内容が誤っていた場合、正しい情報を入力して再度付番申請を行ってください。
付番申請時の内容が正しい場合、付番を希望する金融機関に最新の本人特定事項を届け出てから再度付番申請を行って下さい。
Q9-14 預貯金口座の付番を取り消すことはできますか。
A9-14
原則として付番完了後に付番を取り消すことはできません。
Q9-15 親が亡くなったため、相続手続きでどの金融機関の口座を持っていたかを把握したいです。どうすればいいですか。
A9-15
亡くなられた方(被相続人)が生前に預貯金口座への付番を行っていれば、ご遺族の方(相続人)が任意の金融機関で相続時照会を申し込むことで、一部手続きの対象外となる金融機関を除き、すべての金融機関を対象に、亡くなられた方のマイナンバーが付番された預貯金口座の所在を確認することができます。なお、マイナポータルから相続時照会の申込みをすることはできません。
Q9-16 相続時照会にあたって何が必要となりますか。
A9-16
申請者の本人確認書類に加えて、亡くなられた方(被相続人)の本人特定事項(氏名・住所・生年月日)が確認できる書類と、申請者が法定相続人または包括受遺者であることが確認できる書類が必要です。亡くなられた方(被相続人)のマイナンバーは不要です。また、手数料の支払いが必要です。
(注)被相続人のマイナンバーは、預金保険機構が被相続人の本人特定事項をもとに住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)から取得するところ、誤って他人のマイナンバーを取得することがないように厳格な一致確認を行う結果として、金融機関に提出した被相続人の本人特定事項が正しい場合でも、被相続人のマイナンバーを取得できない事象が確認されています。この点にご留意の上で相続時照会の申込みを行って下さい(申込み受付後に手数料を返金することはできません)。
Q9-17 相続時照会はいつまで可能ですか。
A9-17
被相続人が亡くなられてから10年後まで可能です。
Q9-18 相続人が複数いる場合はどのようにすべきですか。
A9-18
相続人の方いずれか1名で照会を行ってください。
Q9-19 相続時照会の結果はどこで確認することができますか。
A9-19
預金保険機構から郵送(簡易書留)で通知されます。なお、通知先は日本国内に限られます。
Q9-20 災害で金融機関の通帳を紛失したため、自分の口座情報を把握したいです。どうすればいいですか。
A9-20
被災前に預貯金口座への付番を行っていれば、任意の金融機関で災害時照会を申し込むことで、一部手続きの対象外となる金融機関を除き、指定した1つの金融機関を対象に、マイナンバーが付番された預貯金口座の所在を確認することができます。なお、マイナポータルから災害時照会の申込みをすることはできません。
Q9-21 災害時照会にあたって何が必要となりますか。
A9-21
マイナンバーと本人特定事項(氏名・住所・生年月日)を確認できる書類が必要となります。
Q9-22 災害時照会の結果はどこで確認することができますか。
A9-22
災害時照会の申込みを行った金融機関から通知されます。