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G7産業・デジタル・技術大臣会合の開催結果

2024年12月8日(月)および9日(火)、カナダ・モントリオールにて、G7産業・デジタル・技術大臣会合が開催され、今枝デジタル副大臣が出席しました。同会合ではG7各国のほか、招待国及び関係国際機関が参加し、デジタル分野における諸課題について議論が行われ、成果文書が採択されました。

(G7参加閣僚と今枝デジタル副大臣(後列右から3人目))
G7産業・デジタル・技術大臣会合に参加した各国閣僚による記念撮影の様子。モントリオールの街並みを描いた青い背景の前で、14名の閣僚が前列・後列に分かれて整列している。今枝デジタル副大臣が後列右から3人目に並んでいる。

目次

閣僚会合概要

12月8日及び9日カナダ・モントリオールにおいてG7産業・デジタル・技術大臣会合が開催され、今枝副大臣が出席しました。本会合はカナダが議長国を務め、以下の4つのテーマに沿って議論が行われ、会合での議論の内容を踏まえ、成果文書が採択されました。

  1. 成長のための人工知能
  2. 量子技術
  3. 強靭で競争力あるデジタル経済
  4. サプライチェーンの安全保障

今回のG7では、安全で責任を負い、信頼できる人工知能(AI)の幅広い採用を可能とする環境を創設することの重要性が確認されました。また、AIが、信頼性のある自由なデータ流通(DFFT)によって実現されるものであるという認識で一致しました。さらに、強靭で競争力のあるデジタル経済に関して、プライバシー強化技術(PETs)の推進を通じてDFFTの進展が図られることが確認されました。

今枝副大臣からは、信頼性のある大量のデータを利用可能とするとともに、データの取扱いに係る信頼性を確保するDFFTが、AIの開発及び実用において重要であるという認識が共有されていることを歓迎する旨の発言を行いました。また、DFFTにおけるT、すなわち信頼を確保するための重要な手段のひとつがPETsの適用であり、特に中小企業におけるPETs適用を促進するため、ユースケースの蓄積を通じて規制の明確性が向上することを期待する、イノベーションとレギュレーションのバランスを意識して、データ駆動型産業を促進することが重要であり、その基礎にDFFTを据えるべきである旨発言しました。

(会合の様子)
G7の会合の様子。各国代表者が長テーブルを囲んで着席し、議論を行っている。

成果文書

バイ会談

12月8日(月)および9日(火)にG7産業・デジタル・技術大臣会合に参加している各国閣僚等とバイ会談を実施しました。

1. 欧州連合(EU)

EUのヴィルックネン欧州委員会上級副委員長と会談し、日EUデジタルパートナーシップにおける連携や、DFFTの重要性等について意見交換しました。

(ヴィルックネン欧州委員会上級副委員長との会談の様子)
ヴィルックネン欧州委員会上級副委員長との会談の様子。左に今枝デジタル副大臣、右にヴィルックネン欧州委員会上級副委員長が立っている。

2. 英国

英国のマーレー科学・イノベーション・技術省(DSIT)閣外大臣(デジタル政府・データ担当)と会談し、日英における連携や、DFFTの重要性等について意見交換しました。

(英国のマーレー科学・イノベーション・技術省(DSIT)閣外大臣(デジタル政府・データ担当)との会談の様子)
英国のマーレー科学・イノベーション・技術省(DSIT)閣外大臣(デジタル政府・データ担当)との会談の様子。左にマーレー科学・イノベーション・技術省閣外大臣、右に今枝デジタル副大臣が立っており、握手をしている。

3. イタリア

イタリアのヴァレンティーニ企業・メイド・イン・イタリー省副大臣と会談し、DFFTの重要性等について意見交換しました。

(イタリアのヴァレンティーニ企業・メイド・イン・イタリー省副大臣との会談の様子)
イタリアのヴァレンティーニ企業・メイド・イン・イタリー省副大臣との会談の様子。左に今枝デジタル副大臣、右にヴァレンティーニ企業・メイド・イン・イタリー省副大臣が立っており、握手をしている。

4. 経済協力開発機構(OECD)

OECDのシーハン科学技術・イノベーション局長と会談し、OECDにおけるDFFTの推進等について意見交換しました。

(シーハン科学技術・イノベーション局長との会談の様子)
シーハン科学技術・イノベーション局長との会談の様子。左にハン科学技術・イノベーション局長、右に今枝デジタル副大臣が立っており、握手をしている。

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