松本大臣記者会見(令和8年4月17日)

松本デジタル大臣記者会見要旨

(令和8年4月17日(金) 9時7分から9時21分まで 於:デジタル庁20階会見室及びオンライン)

1. 発言要旨

本日は1点です。ガバメントAI源内に関しての報告となります。我が国のAIの利活用を進めるために「隗より始めよ」ということで、政府自ら積極的にこのAI源内を使っていこうということでございまして、今年の5月より、関係各府省庁に生成AIを使っていただくための「大規模実証事業」を行うこととしております。
既に、各府省庁にはアカウントの先行配布を始めておりまして、今日の時点でデジタル庁と、それから外局を含めて、11府省庁で約2万アカウントの配布が完了しました。今年度中には、全府省庁約18万人の政府職員にアカウントの配布が完了する予定となっております。
これが別にゴールではなくて、きちんと使ってもらって、それが役に立っていたかどうかということをきちんと検証しないといけませんし、検証した上で更に効率的な、有効なAIの使用を政府内で進めていくことが最終的な目標でございますので、その目標を達成するために、今年の夏頃を目途にして、デジタル庁より大規模実証の状況に関する月次報告を毎月公表する予定でございます。例えば「利用開始率」、これはアカウントの配布後1回でも源内を利用した累計人数の割合とか、アカウント配布を分母にして何に使ってくれたかということですね。それから「月間利用率」、当該月中に源内を1回以上利用した職員の割合とか、「1人あたりの実行回数」とか、こういったいくつかの指標を準備しまして、それらを政府全体でどうだったかということと、それから各府省庁でどれぐらい利用していただいたかということなどを公表する予定としております。
これを出すことによって、国民の皆さんにもどういった利用状況なのかもわかっていただけますし、各省庁を横目で見ながら、どこの省庁が一生懸命活用しているかなどわかっていただけますので、それがまた次の利活用のモチベーション等々になってくれれば、それは嬉しいなと思っているわけでございます。こうやって生成AIの利活用の状況を可視化するということをもって、この実証の1つとしてまいりたいと思っています。

2. 質疑応答

(問)靖国神社参拝について伺います。来週21日から靖国神社の春季例大祭が始まりまして、期間中、大臣の参拝のご予定はあるかどうかということと、また、真榊を奉納されるご予定はありますでしょうか。理由も合わせて、現時点での大臣のお考えをお願いします。

(答)春季例大祭の日程は国会の会期中でもございますし、委員会等々が立ったりもするでしょうから、おそらくそういった時間は無いと思っています。また、真榊を奉納するかについてですけども、それは予定はございません。そもそも靖国の参拝については、私は行きたい時に行く。しかも、基本的に昇殿はせずにお賽銭を出してお参りをして帰ってくる、そういったことを普段からやっていますので、特段、例大祭だからといって参拝に行くとか、お正月だから行くとか、そういったことは今まで1度もやっておりません。行きたい時に行きます。

(問)源内についてお伺いしますが、大臣自らの活用、もし大臣自身が何かお使いになるという点があったら教えてください。

(答)私自身が源内を使うということの局面はそんなに考えられないのですけども、1番そこに近い活用の仕方といえば、やはり国会答弁だと思います。スタッフたちにはできるだけ国会答弁を、源内を使って考えてくるようにということは言っています。ただ、まるまる質問を聞いて、その答えをそのままアウトプットするかというと、やはりまだまだ実際に数字の面とか、事実関係とか、そういったものは確認をしなければいけませんし、国会答弁にふさわしい原稿になってくるかどうかというのはわかりませんので、国会答弁というのは、長い長い歴史の中でずっと積み上げられてきたものでございますから、単純にアウトプットをそのまま私が読み上げるということは、まずなかなかそこまではすぐには難しいと思いますから、1回フィルターがかかる。ですから、質問が来た時に、それを生成AIで問うて、そのアウトプットをもう1回スタッフがフィルターをかけて私のところに持ってくるとか、あるいは、スタッフが答弁を書いて源内にもう1回チェックをさせるとか、その方向性はいろいろあると思いますが、最終的にはそういった形で私が利用することはありだろうと思っています。そもそも、全部AIでアウトプットしてしまうと何のための国会答弁かということにもなるじゃないですか。おそらく作り手側もAIで作ってくる可能性は当然あるし、作り手側がAIで作った質問を自分の思いを込めて質問されるのだったらいいのですけど、AIが作った質問をそのままアウトプットして、我々もそれに対してAIが作った答えをそのままアウトプットしたら、そもそも国会答弁ってなんだろうという話になってしまうので、お互いにそういうことはやはりやってはいけないよねというところはあるのではないかなとは思いますけど。ただ、いずれにしても政府職員がAIを使うことによって、かなり作業が簡便になったり、効率化したりするということは大いにやるべきだと思っているので、そういった認識を皆が共通に持つことが大事ではないかと思います。

(問)今のお話に関連しまして、不勉強で恐縮なのですけども、源内を導入をすることで、大臣の答弁についても生成AIをそのまま使うことはないけど活用することに対してはすごく前向きにいらっしゃるという考えという理解でよろしいでしょうか。

(答)まずはやはり国会答弁に源内を使うということに対するいろいろな人の期待度とか注目度は高いから、できれば私もそういったことを率先して使っていきたいとは思っていますが、基本的に私は紙を読み上げる答弁はできるだけやらないという方針にしているので、私に関して言うと、源内を使おうが使わまいがあまり変わらない気はしますけれども、それをいうと身も蓋もないので、少なくとも私の答弁の参考になる答弁書については、源内をできるだけ使った上でやっていきたいなとは思っています。

(問)今、質問にもいくつか出ていましたが、源内の関連でお伺いさせていただきます。先ほどから出ているように、国会答弁の草案を作成するアプリも開発されていると聞いていますけれども、来月5月からの大規模実証の中で、その国会答弁のアプリを職員の方々が実際に利用して、今国会の中で活用される、どれぐらい活用されることになるのか、今後の見通しなにかわかればお伺いできればと思っています。あと、大臣の冒頭の発言の中にもありましたけれども、夏にもどれぐらいの方が使ったのかという公表もするということでしたけれども、職員の実際どれぐらい負担軽減に繋がったのかを定量的に見える化することも大事なのではないかと思います。こういった点も含めて、どういうように効果検証を行っていくのか、改めて教えていただければと思います。

(答)今、源内で提供中の「国会答弁を調査・分析アプリ」については、今年の3月中で、デジタル庁で212回、他省庁で1,212回、計1,424回使用しているということだそうです。国会答弁に関して使用した。ですから、それが多いか少ないかはこれから評価になると思うんですね。最初なので、それ以前のデータがありませんから、今1,400回というのが多いか少ないかのコメントはできないのですけど、意外とあるのではないかという気はしますけれども。ですので、こういった数字をこれから追いかけていくということになろうかと思います。それから、令和7年度の補正予算で、今年度中に専用のAIアプリケーションを開発していこうと。これは何の専用かというと、国会答弁のための専用アプリですね。源内を使って答弁のための専用アプリを作っていこうということで、早ければ来年の通常国会で活躍してくれればいいなと思っているところです。評価の効果、どんな効果があったかということについては、これそのものが今の大規模実証事業の目的なので、これからなのですけど、作業時間の短縮等々、これはやはり職員のアンケートを取るのが1番身近に感じてもらえているかなと思いますけど、具体的に何時間、答弁に対しての時間が削減できたかというのは、そもそも使う前のデータがおそらく無いでしょうから比較はなかなか難しいと思うのですけど、それをいろいろと工夫しながら今年度中に経過、結果について報告をできればいいと思っております。

(以上)