松本大臣記者会見(令和8年3月10日)
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松本デジタル大臣記者会見要旨
(令和8年3月10日(火) 9時10分から9時21分まで 於:デジタル庁20階会見室及びオンライン)
1. 発言要旨
12月から開催しておりました「法令」×「デジタル」ハッカソンについて、本日午後に、最終日として、参加チームに開発いただいた作品のプレゼンの最終審査と表彰式を開催いたします。
この「法令」×「デジタル」ハッカソンは、「法令データ」とそれから「デジタル技術」、この2つを掛け合わせて、行政の法令事務の効率化とか、あるいは国民の皆さんにわかりやすい法令データの提供を目指して、新しいツールを開発しようということで始めたものでございまして、昨年12月のイベント開始から、29チーム・112名の方々にご参加をいただきました。
今般、ファイナリストとして10チーム残られまして、今日その最終審査、そして表彰式を実施するところでございます。
審査項目は4つございまして、社会に対して生み出す価値の大きさ、それから新規性、そして完成度、実現可能性、この4つを軸に今日審査をするということでございます。
このハッカソンで寄せられたアイディアを生かしながら、効率的で質の高い行政サービスを目指し、官民のイノベーションの創出に、引き続き努めてまいりたいと思っております。
2つ目は、本日、第3回日本成長戦略会議が開催されます。戦略17分野の官民投資ロードマップについて議論が行われますが、私も、デジタル・サイバーセキュリティ分野と、それから創薬・先端医療分野のそれぞれの担当大臣として出席いたします。
デジタル・サイバーセキュリティ分野については、サイバー攻撃の高度化などのリスクに備え、行政機能の持続性を確保するため、安全な業務端末やネットワークのユーザーの拡大など、危機管理投資によって、安定的な成長を下支えしていきたいと思っております。
公共DX基盤への思い切った投資などによって、例えば、国産AIやクラウド・SaaSの育成など、国内外の市場規模を拡大し、市場を獲得していく、こういったことを視野に議論を進めていきたいと思います。
一方で、創薬・先端医療については、これは我が国の優れた基礎研究力や高品質な治験環境を活かし、一気通貫で開発を進めることを目指しています。「世界直行型」というキーワードを掲げておりますけれども、そういった開発ポリシーを持って、この成長戦略を進めていきたいと思っています。また、ワクチンや抗菌薬等の感染症対応医薬品については、供給計画遵守力、生産・測定技術等による我が国の優位性を活かしたい、それによって安定的な確保を目指したいということを掲げて作業を今進めているところでございます。
詳細については、会議の終了後に事務方にお尋ねいただきたいと思います。
3つ目です。明日3月11日(水)に、第3回の国際データガバナンスアドバイザリー委員会を開催します。
本委員会は、国内外の一体的なデータ経済圏の実現に向けた国際枠組みにおけるDFFTの具体化に向けた取組と日本におけるデータ戦略、データガバナンスに関する取組の連携を目指して開かれている委員会でございます。
先ほどの成長戦略とも繋がるのですけれども、「デジタル・サイバーセキュリティ」分野については、経済産業省とともに担当しており、このデータについての議論もしているというところで、こういった成長戦略にも絡めたいろいろな検討というか、議論が進むだろうと思っています。同時に、このデータ政策の検討、そして国際的なルール作り、これについても議論をする予定でございます。
2. 質疑応答
(問)先ほどの大臣からのセキュリティに関するキーワードが出ましたけど、改めて伺いたいのですけれども。現在のサイバー空間でAIによる自律的な攻撃、いわゆるAIによる攻撃の自動化だったり、あるいは中東情勢を含めた地政学リスクの激化ということで、かなり技術の総力戦的なそういった局面にあるように見受けるのですけれども。そうした中で政府が昨年12月にサイバーセキュリティ戦略を閣議決定して、その中でもAIを悪用したサイバー攻撃に言及しています。また、大臣も昨年12月の会見でサイバー情勢に対して切れ目なく対応していきたいと述べられておりました。そこで改めてサイバー安全保障担当大臣としての現在の脅威への認識と今後の方針についてお考えを伺えればと思います。
(答)総論的なご質問かと思いますけれども、今のAIによる攻撃がこれから主流になるだろうと思いますけど、その場合はAIでしか防御はできませんから、そういった研究開発というか、あと国際的には価値を同じくする国々と一緒になって情報共有をして、進めていかなければいけないというのがまず1点ですね。それから、サイバー空間防御全体については、今、サイバー戦略を新しくしたところなので、それに基づいて準備をしているところです。例えば、中小企業をどう守るか、あるいは人材育成をどうするか。もちろん、その能動的サイバー防御は法律に基づいて、今、確実にそれが実行できるように準備をしているところですから。それを1つ1つ急がなければいけないのですよ、もちろんいつ攻撃されるかわかりませんから、急がなければいけないのですが、法律と、それから戦略に基づいて粛々と進めていかなければいけないと思っています。今、現在それぞれ1つ1つは計画的に準備を進めていけていると私個人は思っています。できる限り早くやりたいのは間違いないのですが、どうしても準備する側にも人手の余裕とかいろいろありますので、これはもう僕自身は心の中でものすごく焦っている部分はあるのですけれども、できるだけ確実に、そうは言ってもボロボロなものを作っても仕方ありませんから、確実に前に進めていかなければいけないと思っているところです。国民の皆さんみんなが心配していると思うのですよ。僕も、僕だけでなくて。早くやりたいのですけど、これは慌ててボロボロなものを作っても逆に仕方ないので、そこはきっちり確実なものを作っていくという方針は堅持したいなと思っています。
(以上)