松本大臣記者会見(令和8年2月24日)

松本デジタル大臣記者会見要旨

(令和8年2月24日(火) 10時38分から10時51分まで 於:デジタル庁20階会見室及びオンライン)

1. 発言要旨

今日は少し緩めのお話からスタートしますけれども。映画「鬼の花嫁」とマイナンバーカードのタイアップ広報ということでございます。
デジタル庁としては、若い人にもっとマイナンバーカード持っていただいて身近な利用シーンを増やしたいと思っております。身近だと、若い人にということになると、例えば、イベントなどで本人確認でマイナンバーカードを使うとかいろいろ実証していますけれども、これをもっともっと広げていくと若い人にも利用シーンが増えるのではないかと思いますけれども。そういったことを少しアピールするのに、今般「鬼の花嫁」という映画ができたそうで、その映画でこの鬼の一族の次期当主というイケメンがいるらしくて、鬼です。運命的に出会う花嫁との唯一無二の結びつきという映画らしいのですけれども。鬼滅の刃みたいなおどろおどろしいものではないようでございまして、ファンタジーですけれども。
その唯一無二というのが1つキーワードとして、暮らしの中で我々1人1人の身分を確認する役割をマイナンバーカードが持っておるのですけど、1人1枚、唯一無二と。ここでそのキーワードを結びつけてキャンペーンをしようというのが我々の目的でございます。「唯一無二の関係」という親和性から、キャッチコピーを「特別な絆、確かな証明。それがマイナンバーカード」というキャッチコピーで、この映画とのタイアップをしようということでございます。
本日、2月24日(火)よりタイアップ制作いただいたポスターを全国の都道府県庁等に配布しまして、3月9日(月)より主要都市でのバス停留所サイネージで掲示したいと思っています。
いろいろな媒体を通じて、マイナンバーカードの利用シーンをこれから増やしていこう、マイナンバーカードを利用していただけるようにしよう、こういったように周知広報を進めていこうと思っておりますので、是非、皆様もご協力いただきたいと思っております。唯一無二と言うのでしたらりくりゅうコンビの方が唯一無二な感じもしますけれども、今回は「鬼の花嫁」という映画を使ってキャンペーンをしたいと思っております。

2. 質疑応答

(問)昨日の朝刊でも一部出ていたのですけれども、いわゆる偽情報、誤情報の関係で、今回の衆院選の中で、Xでいわゆる中国系と見られる約3,000件のアカウント群が、協調的な姿勢で高市総理や日本の政策を批判するというような動きがあったと、昨日の読売新聞ですとか、あと日経新聞などにも一部出ていたのですけど。去年の参議院選の時にもロシア系のいわゆるボットと言われるアカウントが機械的にそういった投稿をしていたのではないかということも指摘されていて、今回も同じような動きが見られるという、そういった形だと思います。今回の動きでより巧妙化しているのが、同じアカウントで大量に投稿をするとプラットフォーム事業者が不正を検知して凍結することができるのですけれども、そうしないように多数のアカウントから同じような内容の投稿をするというように、不正検知の網をくぐり抜けるような動きも見られています。こういった件が今回の衆院選でも明らかになってきているということをどう受け止めているのか、今回の件を受けて何か対策をそもそも取る必要があると考えるのかどうか、対策を取るのであればどういうことが考えられるのか、現状の認識をお伺いできればと思います。

(答)今、お話のあった報道については、概ね承知をしております。記事を読んだわけではないのですけど、確かグラフかなにかがあって、衆院選の前にか途中に棒グラフが高くなっているグラフが出ていたので、そういうことなのだろうなと思って、記事はあまり詳細は見ていないのですけれども、大方承知をしております。これは、今後同じことがどんどん続く可能性がすごくあると思います。特に、国政選挙、あるいは首長選挙、いろいろありますけれども、大型の大きな選挙になればなるほど、そういったことが国内外から起こってくる可能性はあると思います。正直、そういった偽の情報によって結果が左右されることがあっては、これは民主主義の根幹を揺るがす大問題ですからあってはいけないのですけど、我々対応が2つあって、まず、そういったことで我々が守ってきている民主主義というものが揺らぐのだから正しい情報をきちんと取らなければいけないよねという国民のリテラシーが高くなっていくということを、まずきちんと進めなければいけない。これはリテラシーが高くなることを単純に期待するだけではなくて、我々、官もそれから民もそうですね、そういったリテラシーが高くなるような普段からの環境作りというのは大事だと思います。教育の中も当然そうだし、それから国あるいは民間の中でそういったキャンペーンをしっかり張っていく、広報をしていく、いろいろなことをやって国民全体でこういった問題を解決するような、そういう機運を醸成していかなければいけないと思っています。最終的には、そういったものに国民を騙されて誤った選択をして行くということで誤った政策が取られていく、これは国民全体の不利益になることですから、そういうことになるんだよということを国民はきちんと1人1人が理解する必要が当然あると思います。それからもう1つは、いわゆる積極的にそういったものをどうやって規制するかという考え方ですね。これはいろいろな方法があるのだろうと思うのですけども、自由ないろいろな発言の機会というものをうっかりすると奪ってしまう、正しい情報を言っているのに嘘だと言われて制限かけられるのも、これまたよくありませんから、よくよく相談をしながらやらなければいけない。ただ、そういったルール、規制をかけてルールを作っていくということが必要だという、その事実がまだどれくらいあるかということは明確ではないので、そこからきちんとスタートする必要があると思います。そういった偽情報によって、我々がどこかで誤った判断をしているのだ、その結果誤った政策に流れているのだという事実があればいけないけれども、まだそこに至っていないのであれば、もう少し我々自身のリテラシーを高めることで対応するということにもなるかもしれないし、そこはもう少し慎重にとは言わないけれども、よくよくみんなで考えながら行かなければいけないかなというようには思います。ただ、それが毎回大きな選挙をするごとにだんだん大きな問題になっているということは間違いないと思いますから、そろそろそういったことが事実としてあるのかどうかも含めて、対策を立てることは個人的には必要ではないかとは思います。もう1つ、それに伴ってどこの情報が正しい情報なのかということもきちんと合わせていかなければいけない。偽か正しい情報かをよく1人1人が見極めなさいというのであれば、これを見たら正しい情報がきちんとあるのだということは、同時に我々は提示していかなければいけないと思うのです、官も民も。正しいかどうかというのを見極めようと言って、国民にただ投げるのではなくて、こことここは正しい情報がきちんと出ているよ、ということは提案しなければいけない。そのためには、我々政府としては、政府は常に正しい情報を出しているつもりなのだけども、政府としては正しい情報を、やはり迅速かつ的確に提供するということが必要だし、もう1つ敢えて言えば、皆さんメディアの方も、俺のところは正しい情報を出しているぞということを自信持ってきちんと出せるように努力をお互いにしていく必要はあると思います。その点においては、僕はこれいつも言うのですけども、メディアの皆さんは、ある意味、政府に対しての監視機構としての役目を持っているということは十分理解していますが、こと偽情報に対応する問題に関しては、政府も皆さんも同じ側に立つ必要がある。偽情報を出している人たちに対して、政府も皆さんメディアも、我々はきちんと正しい情報を出しているのだから、きちんとそこを見極めてくださいということを国民に向かって言うべきで、そこに関してはある意味同じ立場に立っているのだと僕は思います。その上で、正しい情報をお互いに出しながら、皆さんが我々政府の側を監視している、きちんと変なことをしていないかウォッチする、そういう役目だと思うのですね。今まではその二項対立みたいなところがあったけど、今は少し状況が違っていて、偽情報を出している連中に対して、我々はやはりある意味共闘するというか、同じ立場で見ていくということは、僕は大事だと思いますね。ですから、我々政府の方もきちんと正しい情報を迅速に出していく、皆さんも正しい情報をきちんと足で稼いで自分たちの情報を、しっかり正しいものだと自信持って国民に出せるようにするということがお互いに必要だと思います。メディアに説教がましくなりましたけど、僕はそういうように思っていますよ。

(以上)