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松本大臣記者会見(令和7年10月31日)

松本デジタル大臣記者会見要旨

(令和7年10月31日(金)10時45分から10時53分まで 於:オンライン)

1. 発言要旨

本日は最初に「iPhoneのマイナンバーカード」のシステム障害についてお知らせしたいと思います。
昨日の30日(木)午前8時50分頃から、「iPhoneのマイナンバーカード」の新規発行申請ができない障害が発生して現在までこの障害は継続しております。また、すでに発行されている「iPhoneのマイナンバーカード」の利用については、支障はありません。その点については確認をしておきたいと思います。
現在、発生原因の特定と復旧を進めているところでございまして、本日中の復旧に向け、全力を挙げているところです。復旧次第、デジタル庁ウェブサイト等で国民の皆様に速やかに公表させていただきたいと思います。
このiPhoneの登録は、今年の6月24日からスタートして現在270万人ぐらいが登録済みということで、最近は1日1万人程度の方が登録をされている状況です。従いまして、昨日から本日にかけておおむね1万人前後の方々に支障があったということだと思います。せっかく登録をしていただこうと思っていたユーザーの方々には、大変申し訳ないと思います。改めてお詫びを申し上げたいと思います。その上で復旧となった暁には、iPhoneでのマイナンバーカードの新規発行ができるようになりましたら、是非申請をお願いしたいと思っております。
なお、全く関連性が無いのではないかと思いますが、本日7時30分から、今度はAndroidのスマートフォン用の電子証明書搭載サービスが同様に新規申請できないという状況が起こっております。こちらについては原因究明等々、現在作業を進めているところでございます。同様に、復旧次第、国民の皆様にはお知らせしたいと思います。同じような出来事が違うOSで同時に起こったということは非常に不可解な気が個人的にはするのですが、現状、マイナンバーカード側の問題があるという報告は受けておりませんので、今のところたまたま2つが重なったという理解をしているところでございます。

2つ目であります。「令和7年度テレワーク月間」における国家公務員のテレワークについてお知らせしたいと思います。
本日の閣僚懇談会において、総務大臣から「テレワーク月間」についての発言がございました。私からは国家公務員について積極的なテレワークの活用を呼び掛ける発言を行ったところでございます。
テレワークは、国家公務員の中においても、柔軟な働き方の実現や優秀な人材の確保などを通じて、より質の高い公務サービスを提供していく上で、非常に有効な手段でございます。
内閣人事局では、テレワークの実施に関する統一的な基準を示すガイドラインや好事例等の周知を行っており、テレワークの活用が広がっているところでございます。
各府省においても、テレワークの活用を呼び掛けるとともに、テレワークに応じたマネジメントの徹底、業務の見直し等をお願いしているところでございます。重ねてこちらの方も皆さんに報告をしておきたいと思います。

2. 質疑応答

(問)冒頭発言にありましたiPhoneとAndroidのシステム障害について追加で聞かせてください。現時点で原因の部分で考えられている要因があるか、それは何かという点が1つと、あとiPhoneとAndroidの復旧のめどがあればお聞かせいただければと思います。

(答)テクニカルな話になりますので、これについて私の方からは今のところここがどうだということをお話しする情報というのは持ち合わせておりません。あくまでもテクニカルな問題ですから、ざっくり言うと、マイナンバーカード側に問題があるのか、それともいわゆるAppleなり、Androidを作っているOSを管理している側に問題があるのか、その間に問題があるのか、この3つが考えられると思いますけれども、現状、今手元の我々の側のマイナンバーの方には問題が無いということは確認をしておりますので、あと2つを潰していくという作業を今やっているとご理解いただければいいと思います。それから、復旧の見込みについては、現在iPhoneの方は、この辺が怪しいのではないかというようなところはある程度めどというか当たりがつき始めているところですので、もう少しテストも含めて確認をした上でということになると思いますので、現状復旧の見込みがいつということは明確に申し上げることはできないということでございます。同時にAndroidについては、これはもう今朝起こったばかりですので、まだその辺のところは明確にはお答えができないと、申し訳ないのですがそういう状況でございました。

(以上)