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平大臣記者会見(令和7年9月30日)

平デジタル大臣記者会見要旨

(令和7年9月30日(火)10時35分から10時40分まで 於:オンライン)

1. 発言要旨

サイバー安全保障担当大臣として、サイバー攻撃による被害発生時のインシデント報告様式の統一についてお知らせいたします。
これまで、サイバー攻撃による被害発生時のインシデント報告の際は、個人情報保護委員会や都道府県警察など報告対象となる組織によって報告様式が異なっていました。今般、パブリックコメント等の所要の手続が完了しましたので、明日、10月1日から共通様式を活用した報告が可能となります。
具体的には、DDoS攻撃事案及びランサムウェア事案について、個人情報保護法に基づく個人データ漏えいなどの報告、都道府県警察への相談、業法等に基づくインフラ所管省庁への報告といった手続において、共通様式を活用した報告が可能となり、被害組織の負担軽減と政府の対応迅速化を図ることが期待されます。
今後は、さらなる負担軽減などを図るため、共通様式による報告時の対応窓口の一元化に向けて、所要の検討を進めてまいります。
詳細は国家サイバー統括室にお問い合わせください。

2. 質疑応答

(問)自民党総裁選に関連した話になりますが、小泉陣営の牧島元デジタル大臣がネットの配信サイトで小泉氏を応援するようなコメントを書き込むよう、陣営関係者に要請したことが問題になっています。いわゆる選挙の印象操作という話にもなってきますし、これまで参院選への外国政府の選挙介入みたいな話もありましたが、表現の自由などのいろいろな問題もあると思うのですけれども、今回の問題をどのように受け止めていらっしゃるかお伺いできたらと思います。

(答)厳密には所管外だと思いますが、今いわゆるバズワードでステマとなっていますけど、そもそもステマの定義というのは何なのかというのをしっかりしなければいけないなと思います。ステレスマーケティングですから、その主体、発注主を隠して有料で商品の広告をするということだと思いますので、今回のことがイコールステマかというと厳密にはそういうことではないのだろうと思います。さらには、選挙ですので、陣営ごとに例えばニコ生だとか、そういう討論会において、みんなで応援しましょうみたいなのは当然普通にあっていいことだと思いますし、こういったものは、みんなで応援する気持ちがあるのであれば早めから応援した方がその場の空気といったものがいい方向に行くので、みんなでやりましょうというのは普通の選挙におけるキャンペーンでは許容されることなのだろうと思います。若干やはりやりすぎだなという面については、その具体的な事例がいろいろ書いてあったということであったり、誹謗中傷とまではいかないまでも、相手の悪口とも取られかねない言葉、ワードが具体的に示されていたといったところが問題になるのかなと思います。よく冷静に整理をして、自民党の方で対応していただければと思います。報道ベースでしか知りませんが、選管からは注意をされたということを聞いておりますので、適切に党としても対応されているものと思います。

(以上)