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平大臣記者会見(令和7年7月22日)

平デジタル大臣記者会見要旨

(令和7年7月22日(火)10時40分から10時48分まで 於:オンライン)

1. 発言要旨

今週7月25日(金)に「デジタルマーケットプレイス活用交流会」を開催いたしますのでご報告いたします。
デジタルマーケットプレイスは、政府・自治体がクラウドソフトウェアであるSaaSを迅速に調達できるようにするとともに、スタートアップや中小のベンダーなど、多様な事業者が参入できるようにすることを目的とした調達方法であり、本年の3月に、調達環境が整備されています。
本イベントでは、デジタルマーケットプレイスに関心がある自治体職員や事業者の方々より、それぞれの立場からディスカッション等を行っていただく予定になっています。
イベントを通じて、自治体職員の皆様にSaaS活用の意義や、デジタルマーケットプレイスの利用に関する理解を深めていただき、また、SaaSベンダーの皆様に自治体の調達への関心を持っていただくことを目的としています。
YouTubeでもライブ配信しますので、会場に来られない自治体職員の方々や、SaaSベンダーの皆様にも、ぜひ視聴いただきたいと考えております。
イベントの詳細については事務方にお尋ねください。

2. 質疑応答

(問)参院選の結果について、与党の敗北と総理の責任について、どうお考えか伺えますでしょうか。

(答)今回の参議院選挙の結果やその要因については、大臣としてのコメントは差し控えさせていただきたいと思います。その上で、選挙は民主主義の根幹をなすものであり、今回の結果を謙虚に、真摯に受け止め、引き続き職責を果たしていきたいと考えております。

(問)昨日の自民党総裁の会見で、石破総理大臣は国政に停滞を招いてはならないということで、総理を続投することを表明されましたけれども、一部でやはり自民党内から責任を問う声も出ています。今回石破総理は、与党で50議席を必達目標とした中で、それを下回ったわけですが、続投すると判断したことについて、大臣はどのように受け止められているのか、そして、今後石破総理をどのように支えていこうとお考えなのか教えていただければと思います。

(答)自由民主党という政党は、発言は自由な政党でありますのでいろいろな意見が出てくるというのは自民党のカルチャーとしていいことだと私自身は考えております。その上で、総理から続投するという決意とご発言がありました。私は、石破内閣の閣僚でありますので、この大臣職にある間はその職務をしっかり進めていきたいと思います。特に、国際環境の話で言えば、いわゆるサイバー安全保障のところも法律を通していただいたわけでありますが、組織の構築や能力の構築など、まさにこれからでありますし、国家としても、大変重要な課題であると認識していますので、こういったこともしっかり進めてまいりたいと思っております。また、今回の選挙でも話題になりましたけども、外国から民主主義の根幹である選挙に介入される、そういった素地みたいなものが、このネットの発達や、生成AIの発達によって、そういう素地が出来上がってきたという認識を私自身持っていますので、こういったこともしっかり対策をしていかなければいけないと思います。この辺については、政府の体制もまだまだ十分ではないと思いますし、もしかしたら新しい法律が必要かもしれませんので、外国の事例などをしっかりと学んで、論点整理などをする必要があると思いますので、こういった重要な課題について、しっかりと内閣の一員として取り組んでいきたいと思っております。

(問)今お話に出ました外国勢力の選挙への介入の点ですけども、平大臣が昨日Xで政府の体制を強化し、新たな立法の検討を進めたいと投稿しておられますけども、現時点ではこういった対策が事業者に委ねられている状況だと思うのですが、そういった点をどうアプローチしていくか、今後の可能性についてご意見を伺えればと思います。

(答)海外の民主主義の国、また、同盟国、同志国においては、こういった課題、懸念についてはかなり対応が進んでいると思います。また、プラットフォーマーはプラットフォーマーとしてやるべきことはいろいろあるのだろうなという感想を持っています。特に、私は数年前からオーストラリアの事例をお話しすることが多いのですが、オーストラリアは、様々な立法措置、さらには組織体制を整備して、この課題に数年前から向き合っています。例えば、オーストラリアには、対外干渉対策タスクフォースとか、対外干渉対策調整センターなどを整備して、これらの課題に取り組んでおりますし、さらには、選挙の完全性保証タスクフォースといったものも整備されていると聞いています。こういった海外の事例を、よく研究した上で、我が国もこういった脆弱性に対する対応、対策を取る必要があると思います。ただ、これ論点がかなり広範に及ぶ話だと思います。ですので、しっかり課題を認識して、議論を進めていく必要、早急に議論を進めていく必要があるのだろうと私自身の問題意識としては持っています。

(以上)