平大臣記者会見(令和7年6月10日)
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平デジタル大臣記者会見要旨
(令和7年6月10日(火)8時55分から9時01分まで 於:オンライン)
1. 発言要旨
先週6日(金)に、「行政改革学生アイデアソン・ハッカソン」のキックオフイベントとして、私と東京大学の松尾豊教授との対談や有識者によるパネルディスカッションを行いました。イベントにおいては、日本におけるAI導入の現状、人手不足等の社会課題の解決に向けたAIの可能性、AIが社会や行政に与えるインパクト等について議論しました。その模様は行革事務局のホームページで公開していますので、是非ご覧ください。
今回の学生アイデアソン・ハッカソンは、先月16日(金)に開催した「行政事業レビューAIアイデアソン・ハッカソン」に続いて行うもので、学生の柔軟な発想を取り入れながら、行政が持つデータの新たな利活用法や政策立案の新たな考え方などを探索していきたいと考えております。現在、6月30日(月)までの期間で、参加を募集しており、開催概要や応募の詳細につきましても事務局のホームページにて案内しています。学生の皆さんの柔軟な発想や新しい考え方を期待していますので、積極的なご応募をお待ちしております。
詳細は行革事務局にお問い合わせください。
2. 質疑応答
(問)昨日の参議院決算委員会で、小泉農林水産大臣が米の民間在庫の把握について、デジタル庁との連携も必要になるかもしれない、お話させていただくこともあると発言されていますが、小泉大臣から相談を受けたか、また、米の在庫把握など、現下の米の問題に何かデジタル庁として協力できるものがあるか、お考えをお伺いできますでしょうか。
(答)小泉大臣からは、いろいろなんていうのかな相談というか、そういうことでお話はいただいているところであります。私も米の流通そんなに詳しくないので、野菜の流通は詳しいですけど、米の流通はそれほど詳しくないので、農水大臣とはよく連携して、まずは全体のどこで目詰まりがあるかということがおそらく小泉大臣の問題意識だと思いますので、それをデジタルでどう解決できるかについては、米の川上から川下までの流通のどこまでをスコープに入れるかとか、あと全量を把握した上でやるのかとか、いくつかの課題があるので、その辺の制度設計については、やはり農林水産省の方で作っていただかないといけないと思いますので、農林水産省と密に協議というか連絡を取りながら、その際にデジタルでどういうことができるのかといったとこはしっかりサポートしていきたいと考えております。
(問)今日の朝刊で、政府がマイナポイントや公金受取口座での給付を検討しているという報道が出ています。先日のデジタル・ニッポン2025でも公金受取口座の活用などについて提言あったと思いますが、それも踏まえて、どう公金受取口座などを活用していきたいとお考えかお聞かせください。
(答)ご指摘の新聞を私読んでいないので、どういう記事だったか、ちょっと分かりませんけども、今与党の方で様々な選挙公約とか経済対策について議論がされているというのは承知しています。その際に、デジタルをどう活用するかといったところは、自公の与党で、そういう議論がされているというのは承知しています。現金だとかマイナポイントだとか、いろいろなアイデアが出てるやには聞いていますが、報道で承知しているというレベルであります。我々としては、公金受取口座の登録制度など取り組んでおりますので、いわゆるアナログの政策というか何をやるかということと、その条件が決まってくると使えるデジタルの政策のオプションというのは自ずと決まってくると思いますので、その辺の議論を見ながら対応していこうと思いますし、また、与党の方から問い合わせがあれば、アドバイスもしたいと思っております。
(以上)