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平大臣記者会見(令和7年4月25日)

平デジタル大臣記者会見要旨

(令和7年4月25日(火)11時30分から11時35分まで 於:オンライン)

1. 発言要旨

4月30日(水)、5月1日(木)に群馬県視察を予定していますので、お知らせします。
群馬県は、電子申請受付システム、マイナンバーカード活用など、DXによる県民の利便性向上やシステム共同化を通じた自治体間連携等の取組を積極的に推進していると聞いております。
今回の視察においては、地方創生交付金を活用した、アジア初のデジタルクリエイティブ人材育成施設「TUMO Gunma(ツーモグンマ)」、群馬県内のMaaSの普及を加速させるための「GunMaaS(グンマース)」などの先進的な取組を視察するとともに、地方におけるデジタル技術の活用に関する意見交換等を行うこととしております。デジタル×地方創生の推進に向けて、現場の実情やニーズをしっかりと把握していきたいと考えております。
詳細は内閣官房デジタル行財政改革会議事務局にお問い合わせください。

続きまして、5月2日(金)から6日(火)まで、アメリカ合衆国サンフランシスコ、ロサンゼルスに出張いたします。
米国西海岸では、日本と異なり既に無人の自動運転タクシーが公道を走っています。実際に自動運転タクシーに試乗するとともに、デポの視察や、企業との意見交換を行う予定です。
どのような管理体制で運営しているのか、安全性はどのように担保されているのか、我が国への展開性はどうなのかという点を中心に、実際にこの目で確認したいと思っております。
また、ミルケン研究所グローバルカンファレンスにおいて講演いたします。この会合は、各国政府関係者・民間企業・学術関係者のリーダーが参加するグローバルな規模の会合であり、私は「世界一AIフレンドリーな国となるための日本の国家戦略とそのビジョン」をテーマにしたセッションに参加する予定であります。
そのほか、米国のAI関連企業や現地の日本企業経営者との意見交換なども予定しております。この出張を通じて、日本のデジタル政策、特にAIに関する取組の状況を発信することはもとより、米国における自動運転やAI分野における現状を把握し、我が国の政策にどのように活かしていくか、じっくり考える機会にしたいと思っています。

2. 質疑応答

(問)公立高校受験の併願制に関してお伺いします。石破首相は、22日(火)のデジタル行財政改革会議で、公立高校の受験の障壁を減らすため、一つの高校しか受験できない単願制の見直しに向けた検討を関係省庁に指示しました。デジタル庁として、今後、文部科学省など、関係省庁とどのように連携していくお考えかお聞かせください。また、都道府県知事の中からは、前向きな受け止めが聞かれますが、自治体との連携について、今後どのようにしていきたいかもお聞かせください。

(答)22日(火)のデジタル行財政改革会議において、石破総理から、公立高校入試の単願制の課題解決策として期待される受入保留アルゴリズムに関連して、生徒の希望する進学につながるメリットや現場の課題を丁寧に考慮し、希望する自治体での事例創出の具体化を図るよう指示をいただいたところです。受入保留アルゴリズムについては、私自身、直接、慶應大学や東京大学の先生からお話を聞くなど、大変関心を持っていたところです。生徒一人一人の希望する進学につなげられる可能性がある取組であると考えております。今後、単願制の見直しについては、所管省庁である文部科学省と丁寧に議論を進め、希望する自治体での事例創出に向けた取組を進めていきたいと考えております。

(以上)