牧島大臣記者会見(令和4年4月22日)
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牧島デジタル大臣記者会見要旨
(令和4年4月22日(金)9時40分から9時49分まで 於:オンライン)
1.発言要旨
まず冒頭1件、「再エネ等規制等総点検タスクフォース」のご案内でございます。規制改革案件になります。
来週4月25日月曜日午後2時から、「再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース」をオンライン形式で開催いたします。
議題は2つです。
1つ目、「2022年3月の東日本における電力需給ひっ迫に係る検証と今後の対応策について」です。
先月22日に東日本において電力需給がひっ迫し、東日本大震災後初めての「需給ひっ迫警報」が東京電力管内及び東北電力管内に出される事象が発生いたしました。幸い、一般家庭を含む需要家の皆様の節電のご協力や電力関係者のご尽力によって、計画停電は回避されましたが、今回の原因をきちんと検証し、今後の対策を検討することが大切です。
再エネの不安定性が今回の原因であるとか、火力等の設備増強は必要であるとか、議論はあるわけでございますが、こうした議論をタスクフォースの場でしっかり検証するとともに、今後の対策として、節電要請や需給ひっ迫警報の手続、ディマンドレスポンスの更なる活用などについて議論いただきたいと考えております。
2つ目は、「農山漁村地域における再生可能エネルギーの導入目標の策定のフォローアップについて」です。
昨年度の規制改革実施計画において、「2050年カーボンニュートラルに向けた農山漁村地域における再生可能エネルギーの導入目標を策定する」と記載し、私からも昨年12月のタスクフォースの場で、その後の検討の進捗状況を農林水産省から報告いただくよう指示しておりました。今回、農林水産省からその検討結果を報告いただき、タスクフォースで議論したいと考えております。
また、タスクフォースの冒頭にて、「リチウムイオン蓄電に係る消防法上の扱いの明確化」など個別の規制改革で成果が出たものについてご報告させていただく予定です。
タスクフォースの詳しい議論の内容については、規制改革推進室のYouTubeチャンネルにて、これまで同様に生配信しますので、ぜひご覧いただきたいと思います。
私からは以上です。
2.質疑応答
(問)先ほどの再エネタスクフォースの電力ひっ迫に関する検証なんですけども、具体的には、資料にもありますが、経産省なのか、どういった方からヒアリングをするか、もう少し具体的に、どういった具体的な検証、対象からヒアリングするのか、検証するのかちょっと教えていただければ幸いでございます。
(答)有識者の方も含めて、いつものとおりタスクフォースにご参加をいただくことになっております。資料もお届けをさせていただいておりますが、経産省とそれから国交省住宅局などからも参加をいただきます。
また、オブザーバーとして京都大学大学院経済学研究科の安田特任教授、この分野で大変ご知見をお持ちの方というふうに伺っておりますので、オブザーバーではございますけれども、ご参画いただくというふうになっております。
今日、担当の参事官も同席の上、この会見をしておりますので、後ほどまた詳細はご質問がございましたら、答弁させていただけるかと存じます。
(問)公金受取口座の登録開始からおよそ1か月間経ったと思います。現在までのその登録の状況を教えてください。加えて、今政府の方で新たな給付金の検討がされていますが、この公金受取口座は現在検討されているような新たな給付にも活用できるものとお考えでしょうか。
(答)4月17日時点の数字をご報告いたします。公金受取口座登録件数1,150,952件でございます。
公金受取口座、マイナポータル上、マイナポータル経由での登録が可能になったのが3月28日でございますけれども、システムを構築をする必要がございますので、年内にということで進めさせていただいているところ、今年度中に円滑に利用開始できるようにシステムの整備の準備を今進めているところでございます。
(問)そうするとしばらくは利用できないということですね。
(答)現状、システムの整備が終わりませんと公金受取口座の情報を踏まえてということは難しいのが現実でございますが、ただデジタル庁として既にこれまでもいくつかの給付で利用いただいている所得情報等の確認利用が容易になる特定公的給付の仕組みを活用するということは可能でございますので、そうしたものを通じて迅速な給付支給ができるように給付金を所管する省庁に協力をしてまいりたいと思います。
(問)今の質問に関連してなんですが、ちょっと私理解が追いついてなければすみません、申し訳ないないんですけれども、今大臣おっしゃったスケジュール感というのは、予定どおりのスケジュール感、それとも少し遅れ等々発生しているということではないということでよろしいでしょうか。
(答)はい。遅れは発生しておりません。また重要なことでございますので、できるだけ早く整備することができるようにということで、大変スピード感を上げて、今準備に取りかかっているところでございます。
(以上)