エンタメ領域でのマイナンバーカード利活用に関する実証実験を実施します
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エンターテインメント業界におけるマイナンバーカードの利用拡大に向けた実証実験を、ぴあ株式会社様、株式会社ドリームインキュベータ様の2社とともに実施します。
実証実験の概要
本実証実験は、エンタメ領域におけるマイナンバーカードの利用シーン拡大の可能性を検証するための取り組みです。
エンターテインメント業界では、チケットの不正な転売の抑止や酒類の適正な販売に加え、プレミアムな会員サービスの提供や、ライブ会場運営の業務効率化など、様々なライブイベント等のDXの可能性を有しています。
特に、厳格かつ簡単に、オンラインで本人確認が出来るマイナンバーカードの活用は、ライブイベントDXの実現に向け有効な手段となりうることから、同業界の協力を得て、今年度より実証実験を実施していきます。
具体的には、まず、以下の実施内容に記載の3項目のいずれかについて、それぞれ提携するイベントと連携し、マイナンバーカードを実験的に活用することで、その効果と課題について、評価・検証を行います。
実験内容
特設エリアへの入場時の活用
マイナンバーカードで本人確認を行い、特設エリアの利用対象者を識別する。酒類等提供時の年齢確認に活用
年齢確認にマイナンバーカードを用いることで、確実かつ効率的な酒類の提供を実施する。チケット不正転売抑止への活用
転売時にマイナンバーカードで本人確認することで、不正転売の抑止を図る。
（詳細は、エンタメ領域でのマイナンバーカード利活用に関する共同記者会見の3ページ目を参照）
実証実験を実施する対象イベント
特設エリアへの入場時の活用実験
- 9月30日、10月1日 PIA MUSIC COMPLEX（東京都江東区）
実施事業者：ぴあ株式会社
酒類等提供時の年齢確認への活用実験
- 9月16日 Surf in MUSIC in 北泉（福島県南相馬市）
実施事業者：株式会社ドリームインキュベータ - 9月30日、10月1日 PIA MUSIC COMPLEX（東京都江東区）
実施事業者：ぴあ株式会社
チケット不正転売抑止への活用実験
- 実証実験にご協力いただける事業者及び対象イベントを調整中です。
このほか、以下イベントにおいても、実証実験を予定しています。実験内容の詳細が決まり次第、デジタル庁ウェブサイト等にて公表いたします。
- 12月 BIKELORE 2023（埼玉県さいたま市）
- 2月 ICE CANDY FESTIVAL（長野県茅野市）
共同記者会見の概要
2023年9月5日、デジタル庁において、エンタメ領域でのマイナンバーカード利活用に関する共同記者会見を実施しました。
河野大臣コメント
マイナンバーカードのメリットを実感していただくためにも、利用シーンの拡大が非常に大事であり、エンターテインメント分野というのは、マイナンバーカードの活用の可能性が無限に広がっている業界であり、多くの皆様に身近に感じていただけるサービスが提供されると考えております。 今回は、ぴあ株式会社様、株式会社ドリームインキュベータ様のご協力をいただき、デジタル化による効果が実証されることで、エンターテインメント分野、さらには、広く民間の様々な分野でマイナンバーカードを活用していく、大きなきっかけになると期待しております。ぴあ株式会社東出取締役コメント
デジタル庁様のエンターテインメント領域におけるマイナンバーカードの実証実験に関して、当社としてはお客様の利便性の向上、また、主催者の皆様方の業務の効率化にマイナンバーカードが寄与するのではないかと考えており、今回、実証実験に参加させていただくことといたしました。この実証実験を通して、エンターテインメント業界においてのマイナンバーカードの利用について、何が1番有効的に利用できるのか検証し、1つでも多くのサービスを実装していければと思っております。株式会社ドリームインキュベータ三宅代表取締役社長コメント
今回の実証実験に、当社が手を挙げさせていただいた背景としては、エンタメ領域の事業に関して、様々な出資や再生など手掛けてきており、エンタメ業界に対しての一定の知見とネットワークがあるという点と、もう1つは、昨今の地方創生というテーマで、ソーシャルインパクトボンド、ソーシャルインパクトファンドといった、地方の自治体の活動を支えるような基盤づくりにも手掛けており、そういった観点から大いに貢献できると思い、参加させていただきました。デジタル化による社会変革は非常に重要なテーマだと弊社も感じており、我々の知見、それから、これまで取り組んできた実績を十分に活用して、社会課題の解決に貢献できればと考えております。