本文へ移動

マイナンバー情報総点検本部(第1回)

概要

  • 日時:令和5年6月21日(水)13時40分から14時00分

  • 場所:総理大臣官邸2階大ホール

  • 議事次第

  1. 開会挨拶 (デジタル大臣)
  2. 最近発生したマイナンバー関連事案について
  3. マイナンバーによる情報連携の正確性確保に向けた総点検に係る関係省庁の取組について(厚生労働大臣及び総務大臣)
  4. 岸田内閣総理大臣指示

資料

議事概要

1. 開会挨拶

河野デジタル大臣より開会挨拶。

2. 最近発生したマイナンバー関連事案について

河野デジタル大臣より、最近発生したマイナンバー関連事案について説明。また、関連して、マイナンバー情報総点検についてデジタル庁事務局より説明。

3. マイナンバーによる情報連携の正確性確保に向けた総点検に係る関係省庁の取組について

加藤厚生労働大臣及び松本総務大臣より、マイナンバーによる情報連携の正確性確保に向けた総点検に係る厚生労働省及び総務省の取組について説明。

4. 岸田内閣総理大臣指示

岸田内閣総理大臣より次のとおり指示。

岸田内閣総理大臣指示

マイナンバーについては、今週に入っても紐付けに誤りがある事案が確認されました。全ての事案を重く受け止め、先週お示しした、

  1. 関連するデータやシステムの総点検
  2. 今後、新たな誤りが生じないようにするための仕組みづくり
  3. 国民の不安払拭のための丁寧な対応

この3つの基本方針に基づきつつ、更に対策を強化してください。
まず、河野大臣においては、第1に、マイナンバーに関する手続について総点検を行ってください。一連の誤り事案が確認された関連データだけではなく、マイナポータルで閲覧可能となっている全てのデータについて、本年秋までを目途に総点検を行うよう総括してください。第2に、再発防止策を徹底するため、マイナンバーを確認する氏名・住所・性別・生年月日の4情報を全て照合するなど、マイナンバー登録に係る政省令の見直しを本年秋までを目途に行ってください。第3に、来年秋の保険証廃止と、その後最大1年間、合計2年半の猶予期間を活用して保険証とマイナンバーカードの一体化に係る国民の不安払拭に取り組んでください。
そして、加藤大臣においては、本年秋までに所管分野の総点検を完了するとともに、医療介護関係者等と調整し、保険証の廃止を巡る一つ一つの不安に丁寧に対応してください。合わせて、現行の保険証廃止は、デジタル社会における質の高い持続可能な医療の実現に必要であることを丁寧に説明してください。

松本大臣においては、総点検作業を実施する地方自治体の円滑な作業に資するよう、地方自治体と連絡調整するとともに、高齢者や障害をお持ちの方などのカードの取得環境を整備してください。
その他、各省庁においてもデジタル庁と連携して、本年秋までに所管分野の総点検を完了してください。

デジタル社会への移行のためには、国民の信頼が不可欠です。政府を挙げてコロナ対応並みの臨戦態勢で、国民のマイナンバー制度に対する信頼を一日も早く回復するべく、政府・地方自治体・関係機関一丸となって全力を尽くしてください。

以上