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牧島大臣記者会見(令和4年7月26日)

牧島デジタル大臣記者会見要旨

(令和4年7月26日(火)11時30分から11時40分まで 於:オンライン)

1.発言要旨

冒頭2件発言をさせていただきます。

まず明日ですけれども福岡市に出張いたします。アジア太平洋地域の都市のリーダーが参加し、都市問題の解決に向けた事例共有などを行う「アジア太平洋都市サミット」に参加いたします。デジ臨(デジタル臨時行政調査会)やデジ田(デジタル田園都市国家構想実現会議)などの日本のデジタル政策について説明をし、各国の都市の首長と意見交換を行う予定です。

併せて、新しい資本主義の柱となりますPPP/PFIの現場として、海の中道海浜公園を視察する予定です。民間事業者の方々から官民連携の取組について説明を受けることになっています。

さらに、スタートアップ支援の現場として、官民でスタートアップコミュニティを醸成し、循環を促すエコシステムの中心的施設となっている、Fukuoka Growth Nextの視察を行います。10年もの間、スタートアップシーンを牽引されてきた事例や課題、要点などについてお聞きする予定です。また、スタートアップの方々と車座対話による意見交換も実施します。この出張を通じてデジ臨、デジ田、PPP/PFI分野における取組を発信するとともに、得られた知見を今後の施策推進に活かしてまいりたいと存じます。

なお、ぶら下がり取材は現地とオンラインのハイブリットで行います。ぜひご参加ください。詳細は昨日お知らせを行っていますけれども、担当にお問い合わせていただければと思います。この後担当もこのままオンラインに残りますので、詳細ご質問がありましたらお願いします。

もう1点、こちらは自治体窓口のDXに取り組まれている自治体の首長の皆様とのオンライン意見交換会ですが、明後日28日(木)に開催いたします。昨年12月に北見市に伺いました。いわゆる「書かない窓口」の先進事例として有名ですけれども、デジタル技術を活用してバックオフィス連携を行っている様子を視察いたしました。この書かない窓口をさらに広げていこうというふうに思っておりましたが、窓口で申請等を行う住民にとって、書かない、複数の窓口を回らなくていい、早い、簡単ということと、それから窓口を担当されている職員の皆様にとって確認作業を漏れなく行うことができて、皆様にとって優しい新たな自治体窓口の姿にチャレンジする取組というふうに私自身は考えております。(申請内容に)漏れがあると、また住民の皆様に再度連絡をしなければならない。こうした手間も発生いたしますから、お互いにとってなかなか手間が増えてしまうというのをどうやって少なくすることができるかという意味で、この「書かない窓口」、魅力的な取組でありますが、政府がデジタル田園都市国家構想を進める中で、その推進のための交付金・デジタル実装TYPE1において、北見市のような自治体窓口DXをやってみたい、こうした関連の採択自治体がその数70に上っています。なので、いわゆる北見モデルのようなものを、多くの自治体の皆様が参考にして進めておられます。この自治体窓口DXを進めている中で、デジタル庁ではこの自治体DXを支援するという観点から、自治体からの派遣職員の皆様を中心とした「自治体リエゾンチーム」というものが創られています。自治体の声を直接聞いて、自治体のデジタル活用の更なるサポートを今進めているところです。職員の皆様の中のネットワークが進んでいますけれども、今回、その自治体リエゾンチームの発案で、自治体窓口DXの取組に関する知見、又は悩み・課題を共有する場を設けようということになりました。ここでは、交付金TYPE1の採択を受けた自治体のうち、デジタル庁に職員を派遣している自治体の首長の皆様たちと、私がオンラインで意見交換会を行います。職員の皆様のネットワークも既に進んでいますけれども、今回は首長の皆様と私がオンラインで意見交換をするということで、共に良い成果を目指していくという意味で初めての試みになりますので、ぜひ皆様にも関心を持っていただければと思っています。意見交換会はオンライン上で、他の自治体の職員の皆様も参加できますし、チャットで情報交換とか意見交換を行うこともできます。大変リアルタイムで動いていきます。その内容は、多くの自治体職員に政府職員が参加するコミュニケーションの場である「デジタル改革共創プラットフォーム」でも共有をします。窓口業務改革を目指す多くの自治体にとって、有益な示唆が得られるようにしていきたいと思っています。

当日、メディアの皆様には会の冒頭から取材いただけます。詳細については、このままこの会見終わりましたら担当よりブリーフィングを行いますので、ぜひこのまま残っていただければと思います。よろしくお願いします。

私からは冒頭発言2件以上でございます。

2.質疑応答

(問)2件目の自治体窓口DXに関連してお伺いしたいのですけれども、デジ庁の中で自治体リエゾンチームを作られて、自治体DX支援をされているということなのですけれども、こちらの窓口DX含めて自治体DX全般で、今課題で挙がっているものであったり、解決していかなければいけないものだったりが、もし他にもあれば教えてください。それに対して、どう対応されていくのか含めてお伺いできればと思います。

(答)詳細この後のブリーフィングで、この企画を担当している方々からもお話があるかと思いますが、私も動画を拝見いたしましたけれども、この自治体DXを進める上で職員の皆様が「ここが上手くいった」「ここが悩みである」というところを共有する勉強会がもう既に2回開催されています。これはまだまだ続けていくのではないかというふうに思いますが、例えば今あるマニュアルを更新するのがいいのか、それとも全く新しいマニュアルに書き換えるのがいいのかとか、またはどういうデバイスがどの場所に置いておくと、職員の皆様にとっても住民の皆様にとっても便利なのかといったような本当に現場だからこそ共有する課題を、お互いに情報共有しながら知恵を出すという、いわゆるプラットフォームがこのデジ庁の中には存在をしています。こうした自治体DXの推進ということを今後も進めていって、デジ庁全体として推進をしていきたいというふうに考えております。自治体DXの取組はデジタル技術の活用で、更にこのデジタル田園都市国家構想にも資するものとしてどんどん進んでいくことになろうかと思います。また、インフラの整備だけではなくて、地方自治体の間の横の連携で各地方自治体の皆様の悩みや課題解決のための知見や経験というものを共有していくことができるようになっていくと思います。

28日は、首長の皆様と私のオンラインの会議ですけれども、首長の皆様の意識というものも重要ですし、窓口の皆様、現場にいるからこそ気が付くことというのもありますから、この両面でデジ庁としてはサポート体制を整えていく、地方自治体の皆様の意見を聞きながら、一緒に自治体DXを推進していくという方向で、今進んでいるところです。

(以上)

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