デジタル庁

牧島大臣記者会見(令和4年6月21日)

(令和4年6月21日(火)11時40分から11時45分まで 於:オンライン)

1.発言要旨

政府における情報システムの調達に関してでございますが、これまで自民党デジタル社会推進本部の「調達ガバナンスに関する提言」、「デジタル庁における入札制限等の在り方に関する検討会報告書」、公正取引委員会の「官公庁における情報システム調達に関する実態調査報告書」などの中で、調達全般に係わる課題について、ご指摘をいただいてまいりました。

デジタル庁では、これまでも、適切な競争環境を損なうなどの問題を生じるベンダーロックインを排除すべく、オープンな仕様の設計やオープンソース化、ベンダーロックイン防止のための知見・事例の集積、関係省庁への周知などに取り組んでまいりました。

多様なシステム開発ニーズに対応していくためには、従来とは異なる調達プロセスや体制の見直しなど、より柔軟な調達の在り方についても、併せて、検討を進めていくことが必要と認識しています。そのため、アジャイル開発等の手法を実現するための調達・契約方法の在り方、多種多様なベンダーの参加、スタートアップ企業などの参入機会の拡大のための方策、ベンダーロックインの排除に向けた取組などを検討する「情報システム調達改革検討会」を設置することにいたしましたので、ここにご報告を申し上げます。

第1回は本日開催します。来年2月に最終取りまとめを行う予定です。なお、最終取りまとめを待たずに実施できるものが出てくれば、当然速やかに実行してまいります。調達改革の検討を進め、透明性、信頼性、公平性が確保され、かつ利便性の高いデジタル社会の実現を図ってまいりたいと考えております。

詳細については、事務方が本日このオンライン記者会見へ同席していますので、後ほどお尋ねください。

私からは以上です。

2.質疑応答

(問)今冒頭ありましたベンダーロックインについてお伺いいたします。ベンダーロックインは、システム整備や運用費用が高止まりになる問題があるという指摘がありますが、そうした中でもこのベンダーロックインはなかなか回避できない原因というのはどこにあるのでしょうか。この課題について、大臣のお考えをお聞かせください。

(答)検討会でしっかりと議論を進めることになろうかと思いますが、従前よりベンダーロックインの排除については、政府調達全般に係る大きな課題の一つとして改善に努めてまいりました。

今ご質問のありましたベンダーロックインの要因については、例えば特定の機器の仕様やプログラムがブラックボックスであることとか、知的財産権が必要な機器が含まれること、だから他社への乗り換えが困難になる。こういったことが考えられるというところでございます。一方で、その要因は多岐にわたる複合的な事由によって引き起こされる場合もあります。なので、一つ一つの要因を的確に把握していくことが重要であるというふうに考えます。

また、こうした要因の特定と並行してベンダーロックインの課題解消、寄与することをどのように進めるかということを考えなければならないので、その中ではオープンな仕様の設計やオープンソース化、従来とは異なる柔軟な契約形態の活用、他社への乗り換え、データ活用を容易とするクラウド利活用やデータポータビリティの確保、こうしたことも進めて、多種多様なベンダーの参入を促進していくことが必要であるというふうに考えます。

このような考え方のもと、検討会において、ベンダーロックインの要因の特定、排除に向けた取組、さらには最新のデジタル技術の活用を含めた国内外の優れた仕組みなどについて、受注者の立場からの改善点を伺うためにスタートアップなども含めた事業者アンケートも実施しつつ、有識者とともに情報システム調達の見直しの検討を進める予定でございます。

(以上)

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