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牧島大臣記者会見(令和4年4月8日)

牧島デジタル大臣記者会見要旨

(令和4年4月8日(金)9時15分から9時23分まで 於:オンライン)

1.発言要旨

冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)3月30日のデジタル臨調で、岸田総理が医療や介護のデジタル化の推進策を取りまとめるよう規制改革推進会議に指示されてると思います。牧島大臣も4月1日の会見で、この総理指示に言及されているかと思います。この推進策の取りまとめへのイメージについてお尋ねしたいんですけれども、例年夏に決定している規制改革実施計画の中に盛り込むようなイメージなのか、それとも医療介護のデジタル化に特化して、何か新たにまとめるというイメージなんでしょうか。具体的に教えていただけると助かります。よろしくお願いします。

(答)3月30日のデジタル臨時行政調査会において、今御指摘ございましたとおり、「医療・介護のデジタル化の推進策」を取りまとめるよう岸田総理から御指示をいただいています。
この御指示を踏まえて、今後、規制改革推進会議において、オンライン診療の更なる推進策、また、プログラム医療機器(SaMD(サムディ))の審査の在り方、あるいは、介護分野において大きな負担となっているとも指摘されています手続のデジタル化の推進策など、医療分野及び介護分野のデジタル化の推進策を議論して、その結果も踏まえて「規制改革実施計画」を策定することを基本に考えております。

(問)昨日行われました、こどもに関する情報データ連携の副大臣プロジェクトチームの中で、デジタル庁が行う支援実証事業を全国の7つの団体で行うというお話がありました。まず、大臣として、この事業を通じて特にどのような点を検証されるお考えでしょうか。お願いします。

(答)この実証事業は、個人情報の保護に配慮の上、地方公共団体で教育・保育・福祉・医療等こどもに関するデータを分野を超えて連携することで、真に支援が必要なこども、また、家庭における個別のニーズに応じたプッシュ型の支援を実施する、そうしたものの課題を検証するということが、この実証事業の中で一つ取り組まなければならないことだろうというふうに考えております。

(問)今お話の中に課題とございましたけれども、特に大臣としてこういう課題が検証できればいいなというものが、もしあれば具体的に教えていただけますでしょうか。

(答)こども一人ひとりの状況に応じたオーダーメイド型のサービスといったものをどのように提供できるか、これが社会課題の解決として求められているものだろうというふうに受けとめておりますので、そのためにどのようなデータ項目が必要なのか、データ連携が必要なのかということを実現するためのシステム、また、体制の在り方、制度面、運用面での課題を整理していくということになろうかと思います。

(問)その上でですが、今回、この7つの団体で行う事業で得られた結果であったり、データというのは今後どのように活かしていくお考えでしょうか。

(答)今後、しっかりと、私たち、この実証事業で得られた知見を活かしていきたいというふうに思っております。ユースケースにおいても、どのような、これから使われ方というものができるかということを考えていきたいというふうにも思っておりますので、しっかりとこの実証事業を行った上で、それぞれ他の地域においても使うことができるようなデータ連携を考えていきたいというふうに思っています。

(問)先日から続く、情報漏えいの事案についてのお尋ねです。接種証明書アプリの件で、メールでの回答でメールアドレスが漏えい、そして先日も委託先ではありますけれども、e-Gov関連でやはり回答のときにアドレスの漏えいがあったということで、特にデジタル化の司令塔たるデジタル庁の管轄するそういったシステムで、そういった人為的ミスが続いていること、初歩的な人為的ミスが続いて、この厳しい見方もあると思います。大臣としてどのように今後改善するとか、受け止めをうかがえますでしょうか。

(答)まず、先月末からメールの誤送信、個人情報の漏えい事案、立て続けに発生したことについては、深くお詫びを申し上げるところでございます。
デジタル庁として一連の事態を重く受け止めております。こうした事例、庁内にまず共有をして、改めて注意喚起を行う、そして、特に国民の皆様からの問合せ対応を行っている部署に対しては、誤送信防止のためのメールの設定をはじめとした対策を委託先も含めて徹底するように指示をしたところでございます。
今後も庁内に対して、定期的に講習を行う、メールソフトに注意喚起を促す機能を追加するなど、行っていきたいというふうに考えております。
個人情報漏えいの防止に係る対策については、これに限らずでございますが、引き続き検討してまいりたいと思います。

(以上)

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