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牧島大臣記者会見(令和3年11月9日:デジタル臨時行政調査会の設置について)

牧島デジタル大臣記者会見要旨

(令和3年11月9日(火)12時01分から12時16分まで 於:中央合同庁舎第8号第1階 106会見室)

1.発言要旨

よろしくお願いいたします。デジタル臨時行政調査会について発表をさせていただきます。

本日付で、総理を会長、官房長官と私を副会長とし、総務大臣、財務大臣及び経済産業大臣と、総理が指名する8名の有識者からなるデジタル臨時行政調査会を設置することとなりました。この会議の狙いについてお話をさせていただきます。

デジタル改革・規制改革・行政改革に係る横断的な課題を一体的に検討し、実行する組織として位置付けさせていただきたいと考えています。具体的には、国や地方の制度、システム上の構造変革を早急に進めるということ、さらには、そうした活動を通じて、個人や事業者が付加価値を創出することができる環境を整えていくこと。こうしたことをデジタル臨調(デジタル臨時行政調査会)の狙いとして位置付けさせていただいております。

総理が指名した8名の有識者を50音順にご紹介させていただきます。

過去に規制改革推進会議の委員を務められ、規制改革にご知見のある、フューチャー株式会社代表取締役会長兼社長の金丸恭文さん。

情報法等を専門とされている東京大学大学院法学政治学研究科教授の宍戸常寿さん。

行政改革推進会議の構成員を務められている福岡市長の高島宗一郎さん。

AIを活用したサービスを運営するベンチャー企業の創業者、経営者である株式会社ビースポーク代表取締役社長の綱川明美さん。

経団連の会長で、新しい資本主義実現会議の構成員を務められている住友化学株式会社代表取締役会長の十倉雅和さん。

規制改革推進会議の議長も務められている株式会社KADOKAWA代表取締役社長の夏野剛さん。

インターネット関連企業の創業者、経営者である株式会社ディー・エヌ・エー代表取締役会長の南場智子さん。

インターネットの黎明期から業界をけん引し、デジタル社会形成基本法やデジタル庁設置法の基となる考え方の取りまとめもしていただきました慶應義塾大学教授の村井純さんの8名となります。

いずれの有識者の皆様も、このデジタル臨時行政調査会の目的であるデジタル改革・規制改革・行政改革に係る横断的課題を一体的に検討し実行していくということにふさわしい方々であり、それぞれの分野でのご知見のある方でございますので、活発なご議論をしていただけるものと期待をしております。来週にも第1回目の会合を行う予定です。日程が決まり次第お知らせをいたします。

なお、本日付でデジタル庁内にデジタル臨時行政調査会の事務局も設置させていただきました。事務局長は小林史明副大臣が務めることとなります。新たに設置されている他の会議とも密接に連携をしてしっかりと議論を進めていきたいと思います。

詳細につきましては、この後、事務局長を務めていただきます小林史明副大臣の方からご説明を頂きますので、そちらもご確認をいただければと思います。

私からは以上です。

2.質疑応答

(問)会議が非常に多くて、そういう状況になっていると思うのですが、今大臣も会議を密接連携とおっしゃいましたが、この臨調の特徴と、あと連携について改めてお願いします。

(答)このデジタル臨調の特徴は、デジタル改革・規制改革・行政改革を横断的に一体的に検討して答えを出していくというところにあると思います。また、昨日、今日と行革の秋のレビューを行っておりますけれども、その中で出てくる国と地方の関係やシステムについてなどは、例えばデジタル臨調で今後の議論のテーマにしますというふうに私の方でも申し上げているとおり、それぞれの課題が出てきた段階で、つないでいくものはしっかりと連携をとっていくということになろうかと思います。改革の基盤をデジタル臨調でつくり上げて、その基盤の上で、それぞれの地域の活性化につながるデジタル田園都市国家構想などもつくり上げていく、そうした位置付けになろうかと思います。

(問)改めて、選ばれました8名の有識者の方にどのような議論を期待するかということ、大臣の期待されることをお願いします。

(答)デジタル社会にふさわしい私たちのルール、または制度というものをつくっていく。それに当たっては、それぞれの有識者の方たち、ご知見がおありの方ばかりでございますので、改革をすることで新たな価値を創造する、成長戦略をつくり上げていくという観点でご議論いただけるものと期待をしています。

(問)何か8名の中でとりわけこの方みたいなことがあったり、今まであまりなかったこんな議論を期待したいみたいなところがもしあればお伺いしたいです。

(答)8名それぞれにバックグラウンドをお持ちでありますので、専門的なご知見を頂けるものだというふうに期待をしています。

(問)今回このデジタル臨調は、デジタルと行革と規制改革について一体的に議論されるということなのですけれども、会議の流れだけを見ると、どうやって一体的にやるのだというのはなかなかピンとはこないという感じが私個人はするのですが、大臣としてこの会議の名称を含めた思い等あれば教えてください。よろしくお願いします。

(答)小林副大臣も山田政務官もそうですけれども、私たち今期この任命を頂いた段階でデジタル・行政改革・規制改革の三つを、私たちは担務として受け持つということになった。それがまず一つの大きな象徴なんだというふうに思っています。

規制改革と行政改革をそれぞれ今まで会議体でやってきていただいていますけれども、一体的に、デジタル社会にふさわしい形に整えておかなければならない、デジタル原則というものを行革や規制改革という観点でも取り入れていかなければならないというところが私たちにとっては肝だと思っておりまして、デジタル臨時行政調査会にはその思いを込めさせていただきました。

(問)先ほど、大臣からも少し言及がありましたけれども、デジタル臨調で改革の基盤をつくるということが、岸田政権が掲げて、看板施策であるデジタル田園都市国家構想、これにどうつながっていくのかというところをもう少し具体的にお伺いできますでしょうか。

(答)まず、デジタル臨調の方でデジタル社会にふさわしい基盤をしっかりと整えていく、このプラットフォームをつくっていく中で、それぞれの地域の特色を活かすことができるようなデジタル田園都市というものつくられていくと思います。

デジタル田園都市が一つ一つ任命されるというのではなくて、デジタル田園都市は国家構造でありますので、デジタル田園都市国家というものがつくられていくというイメージで捉えていただければなというふうに思います。

(問)先ほど大臣から、新たな価値をつくり上げる成長戦略の観点からという言葉があったのですけれども、今回のデジタル臨調に関しては、経済界もかなり期待している部分もあると思います。今後例えば5Gであったりマイナンバーカードであったり、様々な革新的なサービスを進めていく際の、阻害となるような規制というところが焦点になってくると思うのですけれども、イメージとして、現段階で大臣の思い描くどのような阻害を巡る規制を改革して、どのような社会づくりを進めていきたいのかという、そのイメージ図をお伺いできれば。

(答)まずデジタル原則になっているかどうかということだと思います。技術としては可能になっている、例えばリモートでできることとかテクノロジーの技術で実装できることになっているのだけれども、そうしたテクノロジーがあることを前提としていない法律とか制度のまま、またはルールだったり慣習だったりするものが残っているという認識をもっておりまして、そうしたものを一体的に検討して見直して、修正をしていく、アップグレードしていく、今の社会にふさわしい形に整えていくということだろうと思います。

(問)いろんな会議があって、それぞれに役割があることは理解できるのですが、メンバーの重複なんかもあるのですよね。これはどうやって束ねていかれるのか、何か仕組みを作られるのか。その辺の連携の仕方の見通しを教えていただけるとありがたいです。

(答)それぞれ重なりがあるからこそ、これまでの議論を踏まえて、やはりデジタル臨調でやらなければならないんだという有識者の方たちの思いもあるのではないかなというふうに思います。

例えば、デジタル社会構想会議は、もう道しるべを作りますということを明確にしてご議論をしていただいている会議でございますし、デジタル臨調については、繰り返しにはなりますけれども、デジタル改革・規制改革・行政改革を一体的に検討して実行する組織、そして、そうしたプラットフォームをつくった上で、実装する形でデジタル田園都市国家構想がつくられていくというふうに、私たちの中では整理をさせていただいております。重なりを持っている有識者の方たちも、そうした観点でそれぞれの会議でご発言いただき、またそれぞれの会議の中で出てきた議論をまたほかの会議でも融合的に総合的に議論をする、そうすることでスピードを上げていくことができるだろうというふうに受け止めております。

(問)すみません、追加になっちゃうのですけれども、昔やったいわゆる土光臨調なんかでは、ある締め切りを切って答申みたいなものを出して、そこから具体的な立法作業に移るような、そういう流れだったと思うのですが、今回もそんなような見通しになっているのでしょうか。

(答)まず年内については、デジタル原則に基づいた個別検討項目について整理をさせていただきます。まずは来週第1回目、そして第2回目も年内に開催することを予定しておりますので、そうしたプロセスの中で出口も見えてくるだろうというふうに思います。

(以上)

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