デジタル庁

「2021年デジタルの日」オンラインイベントを開催しました

デジタル庁は、2021年10月10日(日)13時00分より、2021年デジタルの日ONLINE EVENT─デジタル庁創設記念─ をYouTube、Twitterにて生配信し、視聴回数は延べ250万回となりました。
(※YouTube、Twitterの視聴回数)

当日は、牧島かれんデジタル大臣(以下、牧島大臣)による「毎年この日がやってくることで、サイクルを回す、新たな体験をする。そんな日にしていきたい」との挨拶から始まり、日本のデジタル化がどれくらい進んでいるのかを測る指標「デジタル度」の発表、デジタル大臣が初めて表彰する「デジタル社会推進賞」の発表など、デジタルに関する様々なコンテンツを実施。落合陽一さん、夏野剛さん、西村博之さん(五十音順)ら有識者も登壇し、日本のデジタル化について意見をぶつけ合いました。

また、YouTubeという“デジタルデビュー”をきっかけに広がり、今年10周年を迎えるきゃりーぱみゅぱみゅさんも登場。デジタル×音楽の未来について「演者側も驚く表現方法がどんどん増えています。デジタルの形はこれからも変わっていくと思うので、最先端のことに挑戦していきたい」と熱い思いを語りました。人気お笑いコンビ・マヂカルラブリーのお二人も登場し、村上さんのメールアドレスのパスワードが漏れているかを調べ、ヒヤッとする一幕も。人気アニメーション作品「攻殻機動隊SAC_2045」とのバーチャル空間でのコラボレーションも実現しました。

牧島デジタル大臣が開演の挨拶をしている写真

きゃりーぱみゅぱみゅさんの写真

2021年デジタルの日ONLINE EVENT ─デジタル庁創設記念─

  • 開催日時:2021年10月10日(日)13時00分から16時00分まで

  • 配信場所:デジタル庁 公式YouTubeチャンネル、公式Twitterアカウント

  • 視聴回数:延べ250万回 ※YouTube、Twitterの視聴回数(ニコニコ動画などの視聴回数は含まれません)

イベントレポート詳細

オープニング

登壇者:牧島大臣

オープニングムービーの上映後、牧島大臣より挨拶がありました。牧島大臣は、「『デジタルの日』を設立した理由は、定期的に振り返り、体験し、見直すきっかけを作りたかったから。毎年この日がやってくることで、サイクルを回す、新たな体験をする。そんな日にしていきたい」と改めて『デジタルの日』への期待を語りました。本イベントでは11月12日(金)劇場公開予定の『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』との特別コラボレーションも実施。牧島大臣は挨拶終了後に、バーチャル空間の特別警備を担当する公安9課の思考戦車タチコマと、“バーチャル記念撮影”を行いました。

牧島デジタル大臣の写真

牧島デジタル大臣と思考戦車タチコマの2ショット写真

日本のデジタル度2021

登壇者:落合陽一氏・夏野剛氏・西村博之氏

日本のデジタル化がどれくらい進んでいるのかを調査した結果をもとに、日本の「デジタル度」を発表しました。まずは「テレビやスマートフォンなどの、デバイスの保有率」について。年代・都道府県別に取得した本調査では、スマートフォンやタブレットのようなデジタル機器と、FAX・ガラケーのような長く使われている機器では、保有している年代に大きな開きがあることがわかりました。またスマートフォンなどの近年普及した機器については、都市部のほうが保有している人が多いこともわかりました。結果を受けて夏野さんは「都市部の情報はネットにあるが、地域の情報はない。地域は特にネットにアクセスなく生きていく環境があるから、必要性を感じないのかも。だから、地域の情報がよりネットに出てくるようになれば、自ずと変わってくるのでは」と持論を展開しました。

続けて、日頃、情報収集の際に使用している媒体についてのデータを見ました。全体的にテレビの割合が高い一方で、新聞や本・雑誌などの紙媒体を毎日見ている人は少ないという結果に。年代別に見ると20代はSNS中心で、50代はニュースサイト/ニュースアプリをよく利用していることがわかりました。この結果に落合さんは「これだけテレビ一強の国も珍しいですね。本当に日本ならではの特性ですね」、夏野さんは「確かに自分たちが20代の頃は、政治やニュースに関心はなかった。身の回りの友達の動きを知る方が、興味があったかも。だから、ニュースよりSNS、というのは自然なことかな、と」、西村さんは、「今、テレビかネットかは若い人には関係なくて、テレビの情報もネットに上がっている中で、ネット上で見られるものについては、若い人にとっては一緒ではないか」と語りました。

次は、メッセージアプリや音楽・動画配信サービス、キャッシュレスなど、インターネットを利用したサービスの利用率について調査した結果を発表しました。どのサービスも年々利用率が上がっていますが、音楽配信や動画配信サービスなどは、全体的に普及が進んでいるわけではなく、若い世代中心の利用だということが見て取れました。

最後に、行政手続のデジタル化についてです。実際にデジタル庁の職員が役所に足を運び、窓口での手続などを行ってかかった時間を測定した結果を発表しました。今回は「引越しの際の転出・転入手続」と「警察署での車庫証明の申請」について紹介しました。まず「引越しの際の転出・転入手続」。転出の申請では、1枚の申請書類に対して、5回も氏名を記入する必要がある・書き方がわかりづらい・データの確認が必要など、多くの時間がかかってしまう仕組みになっていることが改めてわかりました。転入の申請についても、職員の入力作業の待ち時間に約30分の時間がかかっていました。続いて警察署での車庫証明の手続結果を見ると、今回手続をした職員は、90分以上も手続に時間がかかっていました。これは、予約や書類の事前提出ができず、窓口で混雑してしまったことが原因でした。今回はデジタル庁職員の実地調査の結果が発表されましたが、こうした行政手続について西村さんは「90分待たされるとなると、会社は半休を取る必要がある。かなりの損失。こうしてちゃんと可視化するのは大事」と、明確な基準を基に改善のPDCAを回していく必要性を説きました。

日本のデジタル度の今が定量的に示された「日本のデジタル度2021」に関して落合さんは、「KPIを設けて、データを以って進捗を見て、振り返っていくのが大事だなと思っています。例えば来年見てみて、今年90分かかっていた手続が5分になっていた、みたいな奇跡のようなことが起きたときに、把握できるのも指標を設けて追うからかなと。一方で悪くなることも出てくるとは思うので、そこも含めて定期的にレビューする必要があるなと感じています。来年は更に、我々の社会のDXがどう進んでいくのかを、読み解けるようなデータが集まってくることを期待したいですね」と話し、次年度以降も様々な指標でデジタル化の進捗を追っていく意義を力説しました。

夏野剛さんと落合陽一さんが並んで立っている。その右側にリモートで参加している西村博之さんの映像が映っている。

夏野剛さんがお話している写真

#声を届ける ~デジタル庁アイデアボックス~

登壇者:牧島大臣・落合陽一氏・夏野剛氏・西村博之氏

デジタル庁では、デジタル社会のかたちやデジタル改革の進め方について、幅広い国民の皆様からご意見やアイデアを募集し、オープンに共有・議論する場「デジタル庁アイデアボックス」に取り組んでおり、現在「PoliPoli Gov(β版)」https://polipoli-gov.com/にて実証事業を行っています。そこで今回、国民の皆様からいくつかの分野で「デジタル化で待ち望んでいること」に関するご意見を募集し、多くの方から共感を得たご意見を紹介しました。イベントでは、4つのトピックに基づいて投稿を紹介しました。

左から夏野剛さん、牧島大臣、落合陽一さんが並んで立っている。その右側にリモートで参加している西村博之さんの映像が映っている。背景には教育の分野でデジタル化が進むならどんなことに期待しますか?というトピックの画像が写っている。

  • トピック1、教育でデジタル化が進むならどんなことに期待しますか?

<紹介された投稿>
オランダの小学校を視察に行くと、すべての教室に電子黒板とPCが完備されていました。「素晴らしいですね」と感想を述べると、「日本は違うの?」と怪訝な顔をされました。
日本ではまだアナログの黒板が中心であることを伝えると、さらに怪訝な顔をされ、「これ、ぜんぶ日本製なのに」と言われました。
教師の負担を減らし、子どもたち一人ひとりの進度に合わせた学習を促進する教育のデジタル化、ぜひ進めていきましょう。


投稿者の乙武さんに話を聞くと、「先進国でいまだにアナログの黒板を使って授業を進めているのは数少ない。こういった部分にも、コロナ禍を受けてもオンライン授業の導入が進まなかった現状に現れているのでは。ぜひここのデジタル化を推進していただきたい」と投稿に込めた思いを話し、一方で、地域や家庭の格差への配慮も行いながら、教育のデジタル化を進めてほしいと語りました。これを受けて牧島大臣は「電子黒板を使うことで、効率が上がり、結果的に教員一人ひとりの時間が圧縮されて、一人ひとりの学びをしっかりとフォローできるような体制を組むことができる、という、導入する目的をしっかりと共有することがまず大切だと考えています。そうすることで、一人ひとりの得意分野を伸ばし、苦手分野を補うことのできる体制を作ることができると考えています」と答えました。

  • トピック2、情報アクセシビリティが低くて困っていることはなんですか?
    どんなことに期待しますか?

<紹介された投稿>
現状の政府サイトは網羅性(情報がある)の達成だけに囚われすぎています。
実際には「情報がある」「発見できる」「理解できる」「タスクをスムーズに遂行できる」の4つが必要となります。
サイト作成時の要件としてこの4つを必須とし、企画やリリースの段階でテストすることが大事かと思います。


投稿者の深津さんは「例えば、確定拠出年金とかあっても誰も理解できず、誰もアクセスできない」と実例も添えつつ、投稿に込めた想いを話しました。これに西村さんは「フォーマットを標準化とか統一化すれば誰もが見つけられるようになる、というわけでもないので難しいですよね。行政版の検索エンジンのようなサービスを作り、最適化していくのが正解なんじゃないかな、と思いますが」と答えました。

  • トピック3、医療の分野でデジタル化が進むならどんなことに期待しますか?

<紹介された投稿>
今まさに、国民の医療関連IDを統合し、来るべきDX時代に必要なプラットフォームを構築することが求められている。
具体的には、簡便かつ安全な方法でマイナンバーカードと健康保険証をリンクさせ、各医療機関で共有できるセキュアな個人認証システムだ。
内閣府にてシステム構築が進められているマイナンバーカードを、デジタル診察券/健康保険証として利用できるシステムへと昇華させ、発展的な利用を促していくために機能を拡充させる。
これらが実現すれば、Withコロナ時代におけるワクチン接種予約管理システム、汎用定期接種ワクチン接種管理システムとしての利活用はもとより、PHRのパスキーとして、決済、服薬情報のトレース、保険商品の開発などの横展開も期待できるのではないか。


投稿者の青木さんは「マイナンバーカードの普及が進むなか、特に医療については、病院・薬局・保険、とデータが分散しているのが問題だと思います」と、医療分野のシステム化の必要性を感じたと言います。これを受けて牧島大臣は「まさに先日も発表したところで、10月20日からカードと保険証の一体化を本格運用していくので、まずはそこからですね。薬剤履歴や特定情報検診情報も連携するので、お示しいただいた方向性になっていくと思います」と応じました。

  • トピック4、行政の分野でデジタル化が進むならどんなことに期待しますか?

<紹介された投稿>
コロナ禍では日本の情報基盤の脆弱性を露呈しましたが、問題はシンプルに以下と考えます。
1.多くの情報がアナログデータで、情報のディジタル化(原文ママ)が遅れている
2.データが分断化か(原文ママ)されて情報の統合化がされていない
この課題を解決するには、全ての情報を紐付ける共通keyの確立が必須です。
keyデータが無いと、どんなに情報がデジタル化されていてもデータを統合して有効利用が出来ません。
この共通keyには、マイナンバーIDを使うのが最善策ですが、今までの住基ネットIDの失敗等をみても、日本人の国民性の問題もあるでしょうし、高いハードルであると感じます。
しかし、怖い怖いで今ままで(原文ママ)のように何もしないでは日本はディジタル化(原文ママ)の世界の波に乗り遅れて衰退するだけです。
コロナ禍・デジタル庁創設を最後のチャンスとしてマイナンバーの普及を最優先事項として完成させて欲しいものです。
次ステップとしてデータ保存は、今までのような中央集権的でなく、ブロックチェーンを活用したシステムを構築して欲しいです。
中央集権的データ保存はハッキング、サイバーテロの防衛策として効果的、且つ、日本の技術的な優位性を考えても良い選択し(原文ママ)と考えます。


牧島大臣は「マイナンバーの基盤もそうですし、データを加味してDXを進めていくのも本当に大切なことです。大変重要なご指摘をいただいたなと思う」と受け止めました。和田さんは「いろんなアプリをつなげるゲートウェイのインフラが必要と思います。毎月病院に行く毎に保険証を出して、確認する、みたいなことを、多くの人がやっている現状があるので、なんとかならないかと常に感じています」と重ねました。

デジタル×音楽の未来 スペシャルトーク ゲスト:きゃりーぱみゅぱみゅ・KASICO

登壇者:きゃりーぱみゅぱみゅ氏・KASICO氏

人気アーティストのきゃりーぱみゅぱみゅさんと、ART DIRECTORのKASICOさんが登場。SNSの番組制作やアーティスト写真・ジャケットデザインなど、一緒に作品を作ってきた2人が、デジタルと音楽のコラボレーションについての考えを話しました。『デジタルデビュー』『デジタルの楽しみ方』『デジタルのこれから』という3テーマでお話しいただきました。

きゃりーぱみゅぱみゅさんがお話している写真

きゃりーぱみゅぱみゅさんとKASICOさんがお話している写真

2人の『デジタルデビュー』

2011年にYouTube上で公開したメジャーデビュー曲「PONPONPON」がまたたく間に世界中で話題となったきゃりーさん。そんなきゃりーさんにとってのデジタルデビューについて聞くと「今みたいに当たり前にみんながYouTubeとかSNSを始める全然前から、ブログを書いて自分の表現を発信したりしておりまして、改めて『デジタルを使って』ということを考えると、その時とかが私の『デジタルデビュー』かなと思います」と、自然とデジタルを活用するようになっていた、と言います。一方KASICOさんは「高校のときにペンタブレットを買ったのが僕のデビュー。今もずっとデジタルは切り離せない」とのことでした。

『デジタルの楽しみ方』

さまざまなSNSを駆使するきゃりーさんは、それぞれ使い方を変えているそう。「Instagramは写真のフォルダとして活用して、Twitterは自分の思いを発信します」。目的に合わせて使い合わせていると言います。また「SNSは良くも悪くも、発言で炎上してしまう。たくさんの方が見ているのを常に考えながら発信している」とも。ファンの反応が直接的に見ることができる点でも助かっていると話しました。KASICOさんは「SNSに投稿することを前提にした動画制作の仕事も5年前くらいから増えた。目まぐるしいタイムラインの中に投稿して目立たせるなら新鮮さが大事。反応がすぐにわかるのはうれしい」と話しました。

続けて、10月27日発売のきゃりーさんのニューアルバム『キャンディーレーサー』より、『かまいたち』のミュージックビデオが上映されました。デジタルを使いこなす2人が手を組み、KASICOさんがクリエイティブで携わった楽曲です。

『デジタルのこれから』

最後にデビューから10年を迎えたきゃりーさんに、“これからの10年でさらにチャレンジしてみたいこと”や“表現してみたいこと”を聞くと「今までのライブでもVRやARなどに挑戦してきたけど、演者側も驚く表現方法がどんどん増えています。デジタルの形はこれからも変わっていくと思うので、最先端のことに挑戦していきたい」と意気込みを語りました。

デジタル社会推進賞 2021

登壇者:牧島大臣・村井純氏・石倉洋子デジタル監

デジタル庁が推進する社会全体のデジタル化、「人に優しいデジタル化」への関心を高めるべく、優れたデジタル化の取組をされている個人やチームを表彰する「デジタル社会推進賞」の発表を行いました。

デジタル社会推進賞2021の発表の様子を映した写真。左から石倉洋子デジタル監、牧島大臣、村井純さんが並んで立っている。

デジタル社会推進賞2021デジタル社会推進賞2021の発表の様子を映した写真。左から石倉洋子デジタル監、牧島大臣、村井純さんが並んで立っている。

「デジタルの日」検討委員会で選定した20組の中から、大臣賞(銀賞7組、金賞2組、プラチナ賞1組)の受賞者を発表しました。また、プラチナ賞、金賞を受賞された3組の皆さまにオンラインで参加いただき、お話をお伺いしました。

プラチナ賞:1組

  • 坂城高校及び長野県教育委員会

<取組内容>
地方の全日制普通科・全校生徒203 人の公立高校において、一人一台端末やAI 活用型学習アプリなどデジタル学習教材を用いて、「個別最適な学び」と「地域連携型探求活動」に取り組む。生徒の学力向上に加え、探求力や主体性の向上、そして教員の意識改革に成功。

<受賞に当たってのコメント>
牧島大臣からは、本取組は好事例であり、横展開を期待したいというコメントがありました。これを受け、坂城高校の城田校長は、この取組が毎年テーマを変えつつ3年に及ぶものであること、坂城高校が、生徒と教職員が日々の成長しっかりと実感できる高校へと変容していることや、今後も新たな学びへの挑戦を続けるということを語りました。

金賞:2組

  • 竹中ナミ様
    <取組内容>
    重症心身障がいの長女を授かったことから、独学で、障がい児医療・福祉・教育を学び、1991年、プロップ・ステーションを発足。30年前からICTの可能性に着目し、一流の指導者たちから技術を学び、自立できるチャレンジドたちの輩出を続ける。

<受賞に当たってのコメントより>
竹中さんは、村井さんとの対話の中で、ベッドの上にいたチャレンジドが自分の心をも動かしたこと、まだまだチャレンジドが十分に活躍できる社会とはなっていないこと、デジタル化が進んで全ての方が自分の能力を生かして活躍できる社会となるよう願っていること、ご自身も頑張っていくと語りました。

  • 登大遊様
    <取組内容>
    未踏事業初期のスーパークリエイター。オープンソースとして全世界数百万人を支える「SoftEther VPN」や国内18 万人が利用する「シン・テレワークシステム」公務員約3万人が利用する「for LGWAN」などを開発。システムソフトウェア領域で1万人を育成すること、自分たちで造れる文化をつくることを目指す。

<受賞に当たってのコメント>
登さんは、石倉デジタル監との対話の中で、これらの取組は一人で取り組んだものではなく仲間で進めてきたこと、日本の企業や役所には優秀な方がいるので一緒にやれば色々なものが世界に出ていくのではないか、と語りました。

銀賞:7組

  • 牧壮様(牧アイティ研究所)
    <取組内容>
    「全てのシニアをインターネットで繋ぐ」ことを理念に、20年以上シニアのデジタル活用を実践してきた、「全てのシニアをインターネットで繋ぐ」という「Internet of Seniors®( IoS」を理念として、20年以上に亘り、シニアのデジタル活用を実践。
    現在85歳。引き続き、シニアに寄り添って、シニア目線でのデジタル活用に向けて、活動を継続中。

  • 国分明男様(インターネット協会副理事長)
    <取組内容>
    我が国初のインターネットにおける有害情報フィルタリング技術を開発。情報化社会における基盤的システムの開発及び普及を推進。インターネット黎明期からのルール&マナーの提唱、青少年の健全なインターネット利用のための啓発にも尽力。

  • 近藤則子様
    <取組内容>
    1992年より老親を介護する友人と老テク研究会を開始。国内外の高齢者のパソコンボランティア活動「シニアネット」の創設や相互交流を支援。自治体との連携が極めて重要である防災や介護分野の情報化において、就労経験の少ない主婦や高齢者の多い自治会役員を支援する活動に取り組む。

  • 熊本県被災地における高齢者へのデジタル活用支援プロジェクトチーム
    <取組内容>
    「シニアがシニアへデジタル技術で支援する」をコンセプトに活動する約 1,186 名が在籍するボランティア・チーム。熊本地震では16名のチームで県内50箇所へのプリンター、Wi-Fiの提供やコミュニティ形成を支援。その後の豪雨災害などでも、支援を実施。

  • 加賀市窓口課
    <取組内容>
    マイナンバーカード担当窓口業務の改善や取得インセンティブ施策等により、2021年9 月 1日現在で、人口に対する交付枚数率「69.3%」を実現。全国の市区町村で1位に。

  • 熊本大学教職大学院情報教育研修会
    <取組内容>
    教員の児童生徒に対するICT等の情報科目 に関する 育成力を高めるための研修会。月1 回のペースで数年続けており、延べ参加者は毎年 1,000名を超える。当初は熊本県内での取組だったが、コロナ禍を機にオンライン開催が増え、参加者が全国に広がりつつある。

  • 岐阜県立東濃特別支援学校 ICTラボ「Goo」
    <取組内容>
    特別支援学校での児童生徒が、デジタル社会に必要な資質・能力を育むことを目指したICT活用の支援に係る校内活動。「知的障害のある子や年齢の低い子も楽しめるアプリ検討・プログラム実践」「3Dプリンタの活用の実践」就労支援につながる「情報処理技術者試験の受験支援」等を実施。

表彰を終えて、牧島大臣は「全ての人に賞を出したいほど素晴らしいアイデアをいただいた。若い世代からシニア世代まで、チームで関わっていると感じた」と総括しました。

eスポーツの今

登壇者:飯村智樹氏・貴田英貢也氏

デジタル社会の新たなスポーツとして、eスポーツの定着を推進する一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)が、10月16日、17日に開催を控えた「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2021MIE」についてご紹介するとともに、eスポーツ選手による競技タイトルのエキシビジョンマッチを実施しました。

eスポーツ選手による競技タイトルのエキシビジョンマッチの様子を写した写真。飯村智樹さんと・貴田英貢也さんがプレイしている。

eスポーツ選手による競技タイトルのエキシビジョンマッチの様子を写した写真。ウイニングイレブンのプレイ画像が写っている。

エキシビジョンマッチには、全国都道府県対抗eスポーツ選手権 茨城大会 ウイニングイレブン部門 高校生の部・優勝者の貴田英貢也選手と、全国都道府県対抗eスポーツ選手権 三重大会 eFootball™ 部門高校生の部関東ブロック代表・飯村智樹選手が登場。コナミデジタルエンタテインメントの人気サッカーゲーム “eFootball 2022” で白熱した試合を繰り広げました。エキシビジョンマッチの結果は貴田選手の勝利。貴田選手は「自分の得意な形で点数を決めることができた」とにこり。飯村選手は「PKで負けてしまった。悔しい」とそれぞれ感想を語りました。解説のデトネーションゲーミング所属、KONAMI eスポーツアンバサダー・相原翼選手は「大会に出ることで自分の人生が変わった。eスポーツ選手としても、一人の人間としても成長できた」とeスポーツの魅力を語りました。

みんなのデジタル化チャレンジ

登壇者:若宮正子氏・藤本真樹デジタル庁CTO・水島壮太デジタル庁CPO

続いて、デジタル技術を活用することで、業務の効率化やサービス向上を実現した日本各地の地方自治体・中小企業について、実際に取り組んだ方々の生声を紹介する「みんなのデジタル化チャレンジ」コーナーに移りました。

みんなのデジタル化チャレンジについて若宮正子さんがお話している写真

みんなのデジタル化チャレンジについて若宮正子さん、藤本真樹デジタル庁CTO、水島壮太デジタル庁CPOがお話している写真

<地方自治体の取組>

今回の取組案の選定にあたり、まず全国自治体から、デジタル化に関する取組の紹介動画を募集し、「デジタルの日」検討委員会での審査を踏まえ、2件を選出いたしました。結果、『香川県「レセプト情報を活用した診療支援システム「K-MIX R BASIC」』と、『東京都狛江市「LINEを活用したワクチン接種に係る情報発信」』が選ばれました。

更に、全国知事会が実施する「デジタル・ソリューション・アワード」と連携し、都道府県の取組のうち、職員個人やグループの「頑張り」にスポットを当てた政策について、「デジタルの日」検討委員会での審査を踏まえ、2件を選出しました。「デジタル・ソリューション・アワード」は、都道府県におけるデジタル関係の優れた政策を表彰するものです。今年度は24件の応募があり、この中から審査・選定を経た優れた取組が、秋の全国知事会議で発表されます。今回は、このうち、静岡県と新潟県の2件の取組を紹介しました。

<中小企業の取組>

中小企業は、中小企業団体である、日本商工会議所、全国商工会連合会、全国商店街振興組合連合会からの推薦や、「デジタルの日」検討委員会での審査を踏まえて選出しました。今回は「株式会社まちづくり商事」「有限会社松山商事」「株式会社壱福」が選ばれました。

仮想空間を利用して再開復旧やバーチャル観光に活用する静岡県と、県内の教員同士がつながることができるようになった新潟県の取組紹介を受けて若宮氏は、「本当にびっくり。静岡県では、ダイナミックな災害対策ができるのが素晴らしいです。一方の新潟県は、先生方のノウハウを集めて次の世代に送ることができる。これは教育界だけでなく、いろんな分野でも役に立つのではないでしょうか」と力を込めました。

学ぼう!デジタルセーフティ

登壇者:マヂカルラブリー(野田クリスタル・村上)氏・杉浦隆幸氏

人気お笑いコンビのマヂカルラブリーのお二人と、『日本のハッカーがもっと活躍できる社会を作る』目的のもと、一般社団法人日本ハッカー協会代表理事を務め、デジタル庁セキュリティチームのメンバーでもある杉浦隆幸さんが登壇。パスワードに関するアカウントセキュリティやサイバー攻撃から守るために必要なことなどを、杉浦さんからマヂカルラブリーのお二人に出題し、クイズ形式で回答いただきました。

マヂカルラブリーの野田クリスタルさんと村上さんがデジタルセーフティに関するクイズに回答している写真

マヂカルラブリーの野田クリスタルさんと村上さんがデジタルセーフティに関するクイズに回答している写真

「実はウイルスに感染するリスクにある意外なもの」や「デジタル機器をサイバー攻撃から守る術」、「パスワードが流出してしまう理由」「安全なパスワードの管理方法」などを聞いた野田さんは、杉浦さんの知見にうなずき「世の中にはホワイトなハッカーという優しいハッカーがいることを知りました」と感服した様子。

また村上さんのメールアドレスのパスワードが漏れているかを調べる一幕もあり、杉浦さんが調査した結果、問題ないことがわかりました。村上さんは結果がわかると大きな拍手をし「よかった」と胸を撫で下ろしました。野田さんも改めてパスワードが流出していないか不安になったようで、「俺も番組が終わったら漏れてないか調べてほしい」とコメントしました。

デジタル庁の内側

登壇者:石倉洋子デジタル監

デジタル庁の10チームについて動画で紹介を終えた後、石倉デジタル監は「オープンでフレンドリーなデジタル庁の様子が少しお分かりいただけたのでは。カバーする分野も多く、エキサイティングでもある」と語りました。

デジタルの日のこれから

登壇者:落合陽一氏・村井純氏・石倉洋子デジタル監

エンディングでは、初めての取組となった「デジタルの日」について、準備段階から参画してきた落合陽一さんは、「一過性のイベントで終わらせてはいけない。KPI(重要業績評価指数)を出すためにはお祭りも必要。来年はもっと意義深いものにしたい」と感想を語りました。また、石倉デジタル監は「簡単なことでもデジタルを実感してもらうきっかけになれば。日常生活に結びついているところから試していただくといい」と話しました。そして、村井さんが、「この国がデジタル化を進める中で、日本の色々な特徴を反映する、日本風なやり方」として「デジ道」について触れました。最後に、村井さんが、来年以降のデジタルの日について、「毎年10月の第一日曜日・月曜日(2022年は10月2日、3日)」をデジタルの日とし、毎年10月をデジタル月間とする」と発表し、締めくくりました。

落合陽一さんがデジタルの日のこれからについてお話している写真

エンディングの写真。左から村井純さん、石倉洋子デジタル監、落合陽一さんが立って手を振っている。

番組終了後囲み取材にて

改めてデジタルの日の意義と手応えを問われた村井さんは「一部の人のイメージのデジタルが、みんなの生活に関わることだとわかってもらうための仕掛けがこの『デジタルの日』。多くの人に、身近に感じてもらえたのでは。明日も2日目は平日ということもあり、産業などのビジネスが(ITに)どう関わっているか、集中して理解する良いきっかけになるのでは」と話しました。

デジタルの日に留まらず、デジタル庁自体のKPIをどこに置き、どう見ていくのか、という質問に落合さんは「デジタル庁のKPIを見ていく上で一番大事なのは、スコアの設定。災害などのトラブルがあったとき、その情報にアクセスできるのか。あるいは障害者などでもアクセスできるアクセシビリティが担保されているのか、というスコアをデジタル庁の中でセッティングして、各自治体で調べてもらっていく必要がある」と答えました。加えて、手続きのアクセス方法にどれだけデジタルの割合があるのかスコア化することも大事だと語りました。

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