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政務三役の退任式・就任式を行いました

牧島かれん前デジタル大臣と河野太郎新デジタル大臣のツーショット。二人はデジタル庁のロゴを手に持っている。
2022年8月17日、デジタル庁政務三役退任式・就任式を行いました。
退任式・就任式には、新旧デジタル大臣、新旧副大臣、新大臣政務官をはじめ、デジタル監、CxOを始めとしたデジタル庁幹部が出席しました。

牧島かれん前デジタル大臣挨拶要旨

10カ月間、小林史明前副大臣と山田太郎前大臣政務官、デジタル庁幹部や職員の皆様とともに、デジタル庁を前に進めるために力を合わせてきた、そんな想いで今日ここに立たせていただいております。

私達にはCxOの皆さんがいますので、その表現を借りれば、私はCEOとしての役割を与えられたと思っています。
COOとしてこのデジタル庁の組織・文化を形成してこられたのは、小林史明前副大臣であったと思います。
そして、現場を知っているCMO の役割を、山田太郎前大臣政務官が果たしてくれたということも大きな意義があったと思います。
私達3人でこのデジタル庁に来ることができ、デジタル庁の土台を皆さんと一緒に作り、貢献ができたならば、大変嬉しく思います。

私達3人の個性や持ち味を職員の皆さんが活かしてくださったおかげで、業務を遂行することができました。
私達らしい持ち味、そして今回河野太郎新大臣はじめ大串新副大臣、そして尾﨑新大臣政務官と、個性的な3名が集まりましたので、ぜひ3人の知見や、経験をデジタル庁の皆さんがフルに活かしていただくことが大事なのではないかと思います。

私達は二代目としてのデジタル大臣の職責を三代目河野新大臣に引き継ごうとしています。
初代の平井卓也元大臣が井戸を作り、水を与え、井戸を掘った人であることを忘れずに、10カ月間務めていただきました。
その想いを受け継いで、私達は土を耕し、種を蒔き、どのような方向に進んでいくのかという支柱も立てて、ツルを張ることができ、前進できるように努力をしたつもりです。
そして、皆さんのおかげで蕾が花を咲かせようとしています。
ぜひ河野新大臣のお力でこの花を、大輪の花として、たくさんの花を咲かせる、そんな1年にしていただければと祈願しています。

常にデジタル庁として成長し続ける姿を皆さんにお伝えできたなら、私たちとしても本望です。
どうぞこれからも力を合わせて、河野新大臣、政務三役をお支えいただければと思います。よろしくお願いします。

小林史明前デジタル副大臣挨拶要旨

海外の同様のデジタルの政府組織に比べて恐らく半分以下の700人という少数精鋭のデジタル庁で、キャッシュレス法案をはじめ、様々な新しい成果を出せたことは素晴らしいことですし、それは全職員や幹部の皆さんのプロ意識の高さから生まれたものだと思っています。10カ月間一緒に働けて、本当に誇らしく思います。

多くのプロジェクトについて、優先順位をつけるのは難しい作業ですが、そこで政務の役割が大事だと思っています。河野新大臣、大串新副大臣、尾﨑新大臣政務官に存分に力を発揮いただくとともに、組織づくりの責務を担うデジタル監と一体となって、デジタル庁が素晴らしい組織になるようお願いしたいと思います。
党に戻っても、デジタル庁の成果がどんどん出ていくようにサポートしていきたいと思います。

山田太郎前デジタル大臣政務官挨拶要旨

昨年10月に三政務が就任して以来、デジタル庁の基礎を固めてまいりました。
「デジタル社会の実現に向けた重点計画」は、新しい三政務とデジタル庁職員の皆様にはしっかりと引き継いでいただきたい大切な重点計画です。 デジタル庁の果たす役割は、政府のデジタル化だけにとどまらず、 国民生活に密着した準公共分野やデジタル人材の育成、デジタル臨調(デジタル臨時行政調査会)などにまで及びます。国民生活をよりよくする上で大切な重点計画ですので、どうか工程どおりに実現できますよう、新政務三役の皆様におかれましてはご指導をよろしくお願いしたいと思います。

デジタル庁は、必ず期待値以上の素晴らしい成果を出せると私は信じています。

牧島かれん前デジタル大臣がデジタル庁職員より、花束を受け取っている。
デジタル庁職員より、牧島前大臣へ花束が贈られました。

河野太郎新デジタル大臣挨拶要旨

三代目デジタル大臣を拝命いたしました、河野太郎でございます。
牧島大臣のチームが描いた設計図どおりに、しっかりと家を建てなきゃいかんと思っており、また三代目が家を売らなきゃいけなくならないように、しっかり頑張っていきたいと思っております。

菅前総理がデジタルトランスフォーメーション(DX)と発言した際に、チャップリンのモダンタイムスの歯車に人間が挟まれて押し出されていくイメージを浮かべたという方が結構いらっしゃって、何のためにデジタルをやるのかというゴールを共有していくのが、やはり大事なんだなと思いました。
デジタルを進めることで、国民の皆様の生活を便利にすると同時に、人口が減り、高齢化が進む日本社会を温もりのある社会にしていくためには、デジタル技術を最大限に活用していくということが必要なんだとしっかりご理解をいただき、進めていかなければいけないと思っております。

各省庁の横を繋ぎ、都道府県市町村と縦をつなぎ、また国際的にもDFFT(Data Free Flow with Trust:信頼性のある自由なデータ流通)はじめいろいろなことがあります。
横を繋ぎ、縦を繋ぎ、国際的なところと繋がっていく。それをやりながら世の中を便利にしていく。そういうデジタル庁なんだとしっかりと発信をしていきたいと思っております。

デジタル庁職員の皆さんが、「デジタル庁で働いてよかった」「おもしろかった」「やりがいがあった」そう思えるような職場環境にしていかなければと思っております。デジタル庁の職員で大臣にひとこと言わないといかんというものがあったら、時間のある限り、お目にかかります。牧島前大臣が築かれた仕組みを継続しながら、オープンな大臣室を目指していきます。

また、国家公務員制度も内閣人事局として担当いたしますので、デジタル庁を、デジタル人材におけるリボルビングドアのお手本にしていかなければならないと思っております。
民間の方がデジタル庁で職務を果たして民間に戻った後も、再びデジタル庁で国の仕事をやりたいと思って戻ってきてくれるようなデジタル庁にしていかなければと思っております。霞が関をやめて民間に行った人にも戻ってきて助けてほしいとも思っております。
しっかり三代目、頑張ってまいりたいと思います。
職員の皆さん、これからどうぞよろしくお願いいたします。

大串正樹新デジタル副大臣挨拶要旨

デジタル庁発足にあたって、牧島前大臣、小林前副大臣、山田前大臣政務官、そして関係する皆様のご苦労とご尽力があったことと存じます。創成期における様々な問題を抱え、大変な思いをしながら、できた部分とやり残した部分をしっかりと引き継ぎ形にしていく。
そのことが我々に託された仕事ではなかろうかと思います。
河野大臣、尾﨑大臣政務官と連携しながら、スムーズに進めるように取り組んで参りたいと思います。

私は、昔、大学で「人間の経験的な知識をいかに共有して、活用するか」をテーマに研究をしておりました。国民一人一人がデジタルの利便性を感じ、「やってよかったな」という経験を皆さまに味わっていただけるように、しっかりと取り組んでいきたいと思います。これから様々な荒波を乗り越えていかなければいけないと思いますので、一緒に頑張って参ります。

尾﨑正直新デジタル大臣政務官挨拶要旨

牧島前大臣、小林前副大臣、山田前大臣政務官がこれまでご苦労されて実績を積み上げてこられた後、河野新大臣、大串新副大臣のご指導の下、頑張らせていただきたいと思います。

以前、高知県知事を務めた際に、住民の皆さまから日本のデジタル化への大変な期待と関心の声を頂きました。
社会的な課題を解決していくと同時に、新たな成長のための種がここにあり、地方経済の発展こそが日本の将来を決めると思っています。デジタル庁が、地方のデジタル化と社会的課題を解決するための旗振り役となって、日本の将来を切り開く。
微力ながら、少しでも前に進められるように頑張りたいと思っております。どうぞご指導、よろしくお願いいたします。

新旧政務の集合写真。左から小林前副大臣(リモート参加のため、画面に映し出されている)、牧島前大臣、河野新大臣、大串新副大臣、尾﨑新大臣政務官に並んでいる。小林前副大臣以外の4人はデジタル庁のロゴを手に持っている。
(左から)小林前副大臣(リモート)、牧島前大臣、河野新大臣、大串新副大臣、尾﨑新大臣政務官
山田前大臣政務官は所用のため、ビデオメッセージによる参加となりました。

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