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牧島デジタル大臣兼サイバーセキュリティ担当大臣が米国へ出張しました

牧島かれんデジタル大臣兼サイバーセキュリティ担当大臣は、2022年7月11日から21日にかけて、アメリカ合衆国を訪問し、政府関係者等と意見交換を行うとともに、全米商工会議所、ウィルソンセンター等を訪問しました。

1 デジタル関連の訪問先意見交換の概要

マトゥール米国デジタルサービス(USDS)成果管理責任者(CDO)との意見交換(7月12日)

7月12日、牧島大臣は、米国デジタルサービス(US Digital Service(USDS))(https://www.usds.gov/)を訪問し、アンキット・マトゥール米国デジタルサービス成果管理責任者(Mr. Ankit Mathur, Chief Delivery Officer (CDO))と意見交換を行いました。


(意見交換の様子)


(中央:マトゥールCDO)

牧島大臣から、日米のデジタル化の経験共有として、デジタル庁創設の経緯やデジタル庁の取組、準公共分野のデータ戦略、特に、新型コロナウイルスが蔓延する中におけるワクチン接種記録システム(VRS)の取組等を紹介したのに対し、マトゥールCDOから、政府システムが抱える各種課題に対応するための組織運営や人材マネジメント、プロジェクトの進め方等について紹介がありました。

また、牧島大臣とマトゥールCDOは、USDSが得意とする各種課題解決に向けた組織運営やデジタル人材育成等の分野でどのような協力が可能か意見交換を行い、今後事務レベルで議論を継続していくことを確認しました。

2 サイバーセキュリティ関連の訪問先意見交換の概要

(1)イングリス国家サイバー長官との意見交換(7月12日)

7月12日、牧島大臣は、ジョン・クリストファー・イングリス国家サイバー長官(Mr. John Christopher Inglis , The National Cyber Director)(https://www.whitehouse.gov/oncd/)と、オンラインで、意見交換を行いました(※先方都合により急遽オンラインとなったものです)。


(左:イングリス長官)


(意見交換の様子)

冒頭、牧島大臣から、デジタル化とサイバーセキュリティを車の両輪として取り組んでいることを述べ、我が国のサイバーセキュリティ戦略、重要インフラ防護などの取組、さらには2020年東京オリンピック・パラリンピックでの経験について説明しました。これに対し、イングリス長官から、東京大会を始めとする我が国のこれまでの取組を評価しており、日米で相互に知見を共有していきたいとの発言がありました。また、同長官から、国家サイバー長官の役割や米国におけるサイバー戦略、重要インフラ防護や官民連携の取組について説明がありました。

また、牧島大臣とイングリス長官は、最近のサイバー攻撃の動向についても意見交換を行いました。

最後に、イングリス長官から早期訪日の希望表明があり、両者は、サイバーセキュリティ分野における日米間の協力を更に強化するため、よきカウンターパートとして今後も意見交換を行っていくことを確認しました。

(2)イースタリー・サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(CISA)長官との意見交換(7月13日)

7月13日、牧島大臣は、ジェン・イースタリー・サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(CISA)長官(Ms. Jen Easterly, Director of the Cybersecurity and Infrastructure Security Agency(CISA))と、CISA(https://www.cisa.gov/)にて、意見交換を行いました。


(右:イースタリー長官)

冒頭、牧島大臣から、NISCとCISAとの協力関係を重視していることを述べ、我が国のサイバーセキュリティ戦略、重要インフラ防護や官民連携などの取組、さらには2020年東京オリンピック・パラリンピックでの経験について説明しました。これに対し、イースタリー長官から、CISAとしてもNISCとの連携を高く評価しているとの言及があり、重要インフラ防護や官民連携に関するCISAの取組について説明がありました。

最後に、牧島大臣とイースタリー長官は、NISCとCISAとの間の連携を更に強化していくことで一致しました。

(3)シルバーズ国土安全保障省(DHS)戦略・政策・計画担当次官との意見交換(7月12日)

7月12日、牧島大臣は、ロバート・シルバーズ国土安全保障省戦略・政策・計画担当次官(Mr. Robert Silvers, Under Secretary for Strategy, Policy and Plans of the Department of Homeland Security(DHS))と、DHS(https://www.dhs.gov/)にて、意見交換を行いました。


(右:シルバーズ次官)

冒頭、牧島大臣から、NISCとDHS傘下のCISAとの協力関係を重視していることを述べ、我が国のサイバーセキュリティ戦略、重要インフラ防護や官民連携などの取組、さらには2020年東京オリンピック・パラリンピックでの経験について説明しました。これに対し、シルバーズ次官等から、サイバーセキュリティは、DHSの重要課題であるとして、CISAを中心としたDHSのサイバーセキュリティの取組について説明がありました。特に、新たに創設された「サイバー安全審査委員会」(※)については、シルバーズ次官自身が議長を務めているとして、その活動状況について説明がありました。

最後に、牧島大臣とシルバーズ次官は、NISCとCISAを含めたDHSとの間の連携を更に発展させていくことで一致しました。

※「サイバー安全審査委員会」は、2021年5月に発出された「連邦政府機関におけるサイバーセキュリティ改善に係る大統領令」により本年2月に創設され、重大なサイバーセキュリティ事案を政府と民間事業者が共同で審査・評価を行い、サイバーセキュリティ向上に向けた具体的な提言を行う。

3 講演等

(1)全米商工会議所における意見交換(7月12日)

7月12日、牧島大臣は、全米商工会議所(US Chamber of Commerce)(https://www.uschamber.com/)を訪問し、意見交換を行いました。


(意見交換の様子)

冒頭、フリーマン副会長の歓迎の挨拶を受け、牧島大臣から、本日は米国を代表するビジネスリーダーの皆様にお集まりいただいたことへの感謝の意を表明するとともに、日米関係の重要性について言及した上で、信頼性のある自由なデータ流通(DFFT)を含む2023年日本主催G7における優先課題、サイバーセキュリティ、日本におけるDXとデジタル庁の取組及びデジタルヘルスについて、日本の立場や取組について基調講演を行いました。

続けて、全米商工会議所の加盟企業の代表との間で、デジタル、サイバーセキュリティ等を含む幅広い分野について、率直な意見交換が行われました。

(2)ウィルソンセンターにおける講演(7月13日)

7月13日、牧島大臣は、研究者のためのウッドロウ・ウィルソン国際センター(ウィルソンセンター)(Woodrow Wilson International Center for Scholars)(https://www.wilsoncenter.org/)を訪問し、講演を行いました。

ウィルソンセンター側の司会の下、デジタル庁の取組の成果、マイナンバー制度、地方のデジタル化、デジタル田園都市国家構想、サイバーセキュリティ、2023年日本主催G7会合における信頼性のある自由なデータ流通(DFFT)に関する成果、デジタルに関する教育等幅広い事項について先方からの質問に答える形で講演及び質疑が行われました。


(意見交換の様子)

4 その他

その他、牧島大臣は、ワシントンDC滞在中、ウィルソンセンターの公共政策フェローであるケネディ・コロラド大学名誉学長(https://www.wilsoncenter.org/person/mark-kennedy)、ランジビン下院議員(https://langevin.house.gov/)、プライス・ロック・クリーク・グローバル・アドバイザー社最高経営責任者(https://rockcreekadvisors.com/daniel-m-price/)と意見交換を行いました。「日本はデジタル大臣を有しているが、米国はデジタル大臣がおらず、日本を羨ましく思う」というご意見もいただきました。

まとめ

今回の米国出張では、政府関係者等との面会を通じた米国との協力関係の構築、2023年日本主催G7会合に向けた協力の確認、シンクタンクにおける講演や関係議員との意見交換を通じたデジタル分野及びサイバーセキュリティ分野における日本の取組発信を行いました。

これにより、デジタル及びサイバーセキュリティ分野において、今後の日米二国間の関係強化や米国における日本のプレゼンス強化につながる有意義な海外出張となりました。今回の出張を契機として、日米連携を一層強化していきます。

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