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河野大臣記者会見(令和5年11月24日)

河野デジタル大臣記者会見要旨

(令和5年11月24日 (金)8時35分から8時43分まで 於:参・本会議場中庭側)

1. 発言要旨

デジタル大臣としてご報告申し上げますが、明日11月25日(土)から26日(日)まで韓国・ソウルで開催されます三極委員会のアジア太平洋委員会に参加いたします。

今回の会合は、韓国やインドなどアジアの国々から、多くの有識者、政治家、財界人、それから研究者、官僚、その他お集まりになられるということで、日曜日にスペシャルセッションに登壇して日本のデジタル化の取組、DFFTなどを発信していきたいと思っております。

またこの会合のサイドで、韓国を中心に各国の要人とのバイ会談も行って、G7で合意しましたDFFTの国際的な枠組みの設立とそのアウトリーチについて話をしていきたいと思っております。

閣僚の給与の追加返納につきまして、今日の閣僚懇談会で、11月17日の改正特別職給与法の成立を受けまして、閣僚の給与の一部返納について現下の諸情勢に鑑み、従来の申合せによる返納に加えて、この法律によります今年4月1日以降の給与の増額分に相当する額を国庫に返納することを新たに申し合わせいたしました。内閣官房副長官、副大臣、大臣政務官についても、本日付けで同様の申合せを行うこととしております。これによりまして今般の給与法の改正の前後において、閣僚などの給与は額が変わらないということになります。

2. 質疑応答

(問)総理の方から年内に横断的な基金の見直しについてルールを定めるようにという指示が出ましたけれども、これについて今後どのように進めていくか。

(答)指示を受けて速やかに見直しをしていきたいと思っています。

(問)ルール作りと、どこで具体的に話される予定ですか。

(答)デジタル行財政改革の中でやります。

(問)基金について、現時点で改めて大臣はどのような仕組みづくりが必要だというふうにお考えでしょうか。

(答)基金は、この間のレビューでもご指摘いただいておりますが、一つは期間が明確になっていないものがある、それから成果目標が明確になっていないものがあるというようなご指摘をいただいておりますので、そこは単年度主義の例外ですから、きちんと目的をはっきりさせ、成果が出ているかというのが、レビューできるようなものにしなければならないと思っております。

(問)186全ての基金を網羅的にチェックするということですか。

(答)(全てを確認する)ということになると思います。

(問)給与の返納の件なのですけれども、今日閣僚懇談会で申合せがあったということですけれども、返納するに当たっての申し合わせた理由ですとか、諸情勢に鑑みという話がありましたけれども、大臣、返納するにあたって、何か受けとめがあればお願いします。

(答)現下の諸情勢に鑑み、申し合わせたということでございます。

(問)ガバメントクラウドの提供事業者の公募でお伺いしたいのですが、当初11月中旬にも結果を公表する予定だったと思うのですが、こちらの作業が遅れている、進捗状況をお願いします。

(答)ご提案いただいているものをデジタル庁で今慎重に審査をしているところでございますので、審査終わり次第公表したいと思います。

(問)特に遅れているわけではないのか。

(答)(遅れている)というわけではないと認識しています。特に何か問題があるというよりは、慎重に要件を見ているということだと思います。

(問)一昨日のデジタル行財政改革会議について伺いますが、自動運転の事故時の責任について新しく検討会を立ち上げるという確認があったと思うのですけれども、これについて現状の課題を大臣がどうご認識されているか、そしてどういうふうに結論を導きたいとお考えなのかがあればお伺いさせてください。

(答)自動運転、ドライバーがいないということもありますので、万が一事故が起きたときに、どこにその責を帰すべきなのかということを明確にしておかないと、開発する方もなかなかリスクがわからない中で開発を進めるというのは厳しくなってくるのかなと。また、開発ができても、それを事業化する際に同様にどこにリスクがあるのかがわからないと、なかなか事業化ができないということになると思います。そういう中で、今の自動車については事故があったときに誰がどのような責任をとるのかというのがかなり明確になっておりますので、やっぱり自動運転の車でも同様に事故が起きたときのリスクがどのように判断されるのかというルールづくりをしっかりするというのが、今後の開発と事業化に必要なのだと思います。

(問)冒頭にありました韓国出張についてなのですが、DFFTの設立とアウトリーチについて議論されるということでしたら、日本のデジタル化の現状についてということですが、具体的にどういった内容になるのでしょうか。

(答)三極委員会はチャタムハウスルールになりますので、なかなか委員会の外には情報は出てこないと思いますが、インド、韓国をはじめ、アジアから要人がいらっしゃいますので、様々な意見交換をしたいと思っていますし、DFFTの新たな枠組みのアウトリーチという意味でも重要かなというふうに思っております。

(問)マイナンバーカードの実装に向けた取組とか、そういうお話も一案としてはあるのでしょうか。

(答)そういう方向に話が行けば、それは当然話をすることになると思います。
(以上)