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河野大臣記者会見(令和5年11月7日)

河野デジタル大臣記者会見要旨

(令和5年11月7日 (火)8時56分から9時04分まで 於:オンライン)

1. 発言要旨

まず、再生可能エネルギーに関するタスクフォースの開催についてお知らせいたします。

11月10日(金)15時から、農山漁村地域における再生可能エネルギーの導入目標の策定及びそのフォローアップを行います。2つ目の議題として、蓄電池の大量導入に向けた系統連系に係る認証手続の在り方について議題にいたします。開催はオンラインです。

最初の農山漁村における再生可能エネルギーの導入目標では、今年度の規制改革実施計画にも記載しております農山漁村地域における再生可能エネルギーの導入目標の策定について、検討の進捗状況を農林水産省から報告いただいて議論したいと考えております。

2つ目の蓄電池の系統連系に係る認証手続については、再エネ普及の観点で、蓄電池は非常に重要となってきますが、この蓄電池を電力系統に接続する際の手続に、多大な時間・コストがかかっているという声が上がっております。既存の認証手続の改善など電力系統への円滑な接続に向けた方策について議論したいと思っております。この蓄電池の電力系統への接続の問題につきましては、先日閣議決定された経済対策でも、先行的に見直す旨が記載されておりますので、具体的な見直しの内容について議論したいと思っております。
これまで同様、規制改革推進室のYouTubeチャンネルで生配信いたしますので、是非ご覧いただきたいと思います。

2つ目、この臨時国会における国会対応業務に関するデータ集計、これも行います。

昨年の臨時国会あるいは今年の通常国会で実施したのと同じように、この臨時国会も来週の月曜日11月13日から会期末12月13日まで実施いたします。内容につきましては、これまでと同様、質問通告時間、全ての答弁が作成可能になった日時、全ての答弁作成業務が終了した時刻、それから質問取りの実施方法、こういう点について把握したいと思っております。

継続的に国会関係業務の状況を明らかにすることで、国会のご理解もいただきながら、国家公務員の働き方改革をしっかり進め、長時間労働の是正、あるいは国家公務員の働き方、予見性を増やしていくということにつなげていきたいと思っております。

2. 質疑応答

(問)再エネTFについてお伺いしたいのですけれども、9月に大臣の所管となって初めての開催だと思うのですけれども、今後はどのくらいのペースでこれを開催していきたいとお考えでしょうか。

(答)準備が整ったものから淡々とやっていきたいと思っております。

(問)基金について伺います。2日に閣議決定した経済対策でも、半導体投資や宇宙戦略、GIGAスクール関連などで基金の新設が相次ぎ発表になりました。コロナ禍が終息した後でも、引き続き設立が相次いでいる現状をどう見ていますでしょうか。行政改革の一環として設立や増額の前に基金を点検するという必要性は感じていますでしょうか。

(答)我が国の財政は単年度主義ということになっておりますが、その中でも中長期的な視点から政策課題に取り組むようなものの手段の一つというのがこの基金だと思います。複数年度にわたる資金を一括して措置するということの必要性がしっかり説明できるかどうかというのが重要なところなのだと思います。そういう意味で今週末のレビューでも基金をいくつか取り上げますが、終了予定時期がないもの、それから成果目標が設定されていないもの、これは若干論外というところがあるのだろうと思います。それから成果目標を達成できていないものはなぜなのか、執行が見込みどおりできないものというのも議論する必要があるのかなと思っております。必要なものはしっかりやっていただかなければなりませんが、この基金は、単年度主義という原則から外れたものでありますので、不断に点検を行いながら成果の出ていないもの、あるいは目標を達成できないものについては見直すことが必要だろうと思います。レビューを踏まえて必要なら基金に関する制度的な見直しも検討していかなければいけないかなとは思っております。

(問)臨時国会における国会業務に関するデータ集計の件でお尋ねしたいのですが、先ほど大臣は質問通告時間とか質問取りの実施方法などを挙げられていましたが、今回から何か新たに聞く質問事項とかあったら教えてください。

(答)特に新しくするものはないかなと思っております。継続的なデータ収集というのが大事だと思っております。

以上