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河野デジタル大臣が世界経済フォーラム年次総会2024に出席しました

河野大臣は、1月16日から18日までにかけて、スイス・ダボスで開催された世界経済フォーラム(WEF: World Economic Forum) 年次総会2024※に出席し、6つのセッションに登壇するとともに、参加閣僚および民間企業CEO等と会談を行いました。

AIやデータを中心としたセッションに登壇し、DFFT(Data Free Flow with Trust: 信頼性のある自由なデータ流通)の具体化に向けた国際メカニズム(IAP: Institutional Arrangement for Partnership)に係る取組の進捗や国際データガバナンス、AIの利活用などデジタル分野における幅広いトピックについて各国政府関係者、民間企業・学術関係者等と議論および意見交換を行いました。

※世界経済フォーラム(WEF: World Economic Forum)年次総会
WEF年次総会2024は「信頼の再構築へ」をテーマに、1月15日(月)から19日(金)まで、スイス・ダボスにて開催されました。本会合には、100以上の政府、主な国際機関、1,000以上の世界経済フォーラムのパートナー企業、市民団体、専門家、そしてメディアが参加しました。

WEF関連セッション

河野大臣は下記6つのセッションに登壇しました。

  1. Governors Policy Meeting: Information and Communications Technology & Media, Entertainment and Sport(非公開セッション)
  2. AI, Digital Transformation and Geopolitical Instability: A Conversation with Japanese Digital Minister Kono Taro
  3. Building Trust through Transparency
  4. Informal Gathering of World Economic Leaders(IGWEL)AI: AI – How, and What, to Govern?(非公開セッション)
  5. Japan's Bet on Cooperation
  6. Country Strategy Dialogue on Japan(非公開セッション)

1. Governors Policy Meeting: Information and Communications Technology & Media, Entertainment and Sport(非公開セッション)

持続的かつ責任のあるAIの開発と利活用に向けて、テクノロジー、デジタルコミュニケーション、メディア、エンターテインメント業界のCEOと政策立案者が、官民連携と規制のあり方について議論を行いました。

2. AI, Digital Transformation and Geopolitical Instability: A Conversation with Japanese Digital Minister Kono Taro

急速なAIの発展とデジタルトランスフォーメーションがもたらす社会変革とその課題にどのように取り組んでいくかを中心に、参加者との議論を行いました。河野大臣は、日本が目指すサイバー・フィジカル連携のビジョン「Society 5.0」の実現には「データ流通・アクセス」が前提であること、AIの国際的な協調とDFFTによる国際データガバナンスの推進は、表裏一体で進めていく必要があることなどを述べました。

パランティア社主催セッションに参加する河野大臣の様子。3人の登壇者のうち河野大臣は左から1番目に座っている。

3. Building Trust through Transparency

モデレーターおよび参加パネリストと共に、政治・経済・データなどの異なる視点から、「透明性」と「信頼性」をどのように高めていくかについて議論しました。また、日本が提唱し、推進するDFFT/IAPに対する期待の声も聞かれました。河野大臣は、「さまざまな行政の手続や作業などをデジタル化することで、誤りや相違点が検知しやすくなる。デジタル化により、情報の透明性を高めていくことが信頼の向上につながる」と述べました。

Building Trust through Transparencyに参加する河野大臣の様子。3人の登壇者の内、河野大臣は中央に座っている。

4. Informal Gathering of World Economic Leaders(IGWEL)AI: AI – How, and What, to Govern?(非公開セッション)

生成AIに代表される人工知能の急速な発展は、画期的な機会を提供する一方で、安全性やプライバシーに対する懸念の声も高まっています。この課題を解決するために、世界を代表する企業のCEOや各国政府関係者との間で、イノベーションを促進し、信頼を醸成するために求められるガバナンスについて議論を行いました。

5. Japan's Bet on Cooperation

国際経済がますます複雑になり、地政学的リスクがこれまで以上に高まる中で、日本に期待される役割やグローバルサウスとの協働および関係構築について日本国内と海外からの視点を交えて議論しました。また同セッションにおいても、データの透明性を高め、パートナー間の信頼を深めることの重要性について意見交換を行いました。河野大臣は、分断化が進む世界において、日本は思想や考えの異なる国々との架け橋としての役割を果たしていくという考えを示しました。

Japan's Bet on Cooperationに参加する河野大臣の様子。5人の登壇者の内、河野大臣は左から4番目に座っている。

6. Country Strategy Dialogue on Japan(非公開セッション)

新藤経済再生担当大臣と共に、日本の国家戦略に関するセッションに参加しました。日本の人口減少が進む中、一人ひとりの潜在能力を最大限に引き出し、新たな価値や多様な選択肢が生まれる社会を構築すべく、各担当大臣の政策やビジョンについて発信しました。

閣僚との会談

WEF年次総会期間中、アシュウィニ・ヴァイシュナウ電子情報技術・通信・鉄道大臣(インド)、アブドラ・ビン・アーメル・アル=スワーハ通信・情報技術大臣(サウジアラビア)、アブドッラー・ビン・アーデル・ファフロ工業・商業大臣(バーレーン)をはじめとする参加閣僚と会談を行いました。

  1. インド
  2. サウジアラビア
  3. バーレーン

1. インド

ヴァイシュナウ電子情報技術・通信・鉄道大臣との会談では、DFFT/IAP推進などの国際データガバナンス、デジタル公共インフラ(DPI)の促進、政府におけるAIやクラウドの利活用など、広範なデジタル分野における今後の連携や協力について意見交換を行いました。

河野大臣とアシュウィニ・ヴァイシュナウ電子情報技術・通信・鉄道大臣
(アシュウィニ・ヴァイシュナウ電子情報技術・通信・鉄道大臣との会談)

2. サウジアラビア

アル=スワーハ通信・情報技術大臣との会談では、DFFT/IAP推進を含む国際データガバンスに関する意見交換を行いました。また、MOCに基づく行政改革および公共サービスのデジタル化におけるベストプラクティスの共有、そして行政におけるAIの利活用や人材交流等に関する両国間の連携について議論しました。

河野大臣とアブドラ・ビン・アーメル・アル=スワーハ通信・情報技術大臣
(アブドラ・ビン・アーメル・アル=スワーハ通信・情報技術大臣との会談)

3. バーレーン

アブドッラー・ビン・アーデル・ファフロ工業・商業大臣との会談では、今後のデジタル分野における情報共有の可能性のほか、サイバーセキュリティに関する両国の取組に関する意見交換を行いました。

河野大臣とアブドッラー・ビン・アーデル・ファフロ工業・商業大臣
(アブドッラー・ビン・アーデル・ファフロ工業・商業大臣との会談)

連絡先

デジタル庁 国際戦略
担当:矢端
電話:070-7416-9903

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