<資料表紙 デジタル庁活動報告及び今後の取組と書かれているスライドを投影> 浅沼デジタル監 皆様こんにちは 本日はお忙しい中ご参加いただき誠にありがとうございます デジタル庁は創設から4年が経過し、 今年の9月1日からいよいよ5年目を迎えました  本日は、この4年間の活動の成果と今後の取り組みについてご説明させていただきます <資料7ページ 行政のデジタル変革と取組成果のスライドを投影> まずは、この4年間で進めてきた行政のデジタル改革の成果からお話しいたします <資料8ページ 行政デジタル改革による社会の変化(2021-2025年)のスライドを投影> この4年間、デジタル庁は 各府省庁、地方自治体、そして民間の事業者様と一緒に、 この行政デジタル改革を着々と前に進めてまいりました その成果として、生活、事業、地域、 そして行政の様々な領域において、着実な実感できる変化を実現してきました それぞれの領域において どのような変化が起きてきたか、これについてご説明をいたします <資料9ページ 行政手続は営業時間に窓口に行くからいつでもどこでもへのスライドを投影> まず、生活の場面においてどう変化をしてきたか これまでの行政手続においては、 それこそ行政手続を行う際には 窓口に行くというのが当たり前でありました しかし、その常識が今ではいつでもどこでも 完結できるという新しい体験に変わりつつあります デジタル庁では、マイナポータルを より良いものにしていき、仕事や子育てで忙しい中でも 24時間365日いつでも行政手続を 行えるようにしてきました  引越しやパスポートの申請、また子育てや 納税、さらに確定申告を含めて 多くの手続きがご自宅やオンラインで完結する、 このようなサービスを実現してきました これによって、 皆さんの貴重な時間を節約するだけでなく、行政の現場における 負荷の低減や窓口の混雑緩和といったところに繋がっております このように、日本全国でいつでもどこでも行政手続が完結する、 そういう社会が着実に根付きつつあります そして、このいつでもどこでも支える 重要なサービスとなるのがマイナンバーカードであります <資料10ページ マイナンバーカードは持つから使うへ のスライドを表示> この4年間でマイナンバーカードは大きく普及をしてきました 今では国民の皆様の約8割が マイナンバーカードを持つところまで普及が進んでおります さらに、デジタル庁では、このマイナンバーカードを 持つというところから使うというところへの進化を進めてまいりました 2021年の11月からは、マイナンバーカードを保険証として使えるマイナ保険証を開始しました また、今年の3月からは、運転免許証の機能をマイナンバーカードに搭載する マイナ運転免許証を開始しております さらに、昨年の11月からは、本人確認として、 マイナンバーカードをデジタルの世界で使えるデジタル認証アプリをリリースしております このように行政手続にとどまらず、本人確認の場面においても、 このマイナンバーカードの機能を活用できるようにしてきました また、なりすましや不正転売といった社会課題に対しても、 これに対応する解決手段としての活用が期待されております このように、マイナンバーカードを中心としまして、 健康保険証、運転免許証、さらにデジタル認証アプリといった様々なサービスが 連携することによって、日常生活においてマイナンバーカードの機能を 簡単安全に使える環境を整えつつあります <資料13ページ 制度はアナログ前提からデジタル前提へというスライドを表示> 続いて、事業や地域で起きている アナログからデジタルへの転換についてご説明いたします 今まで行政の現場においては 目視で書類の確認、また対面の講習といった アナログを前提としたルールが 今までの行政の中では当たり前でありました そこで、こうした時代に合わなくなった アナログのルールについて大幅な見直しを行ってきました 政府におけるアナログ規制の見直しによって、 行政の業務はデジタル前提へと大きくシフトをし始めています もちろん、今までのルールを見直すだけでなく、 今後の法制につきましてもチェックを進め、デジタル前提の法律、政策といったところを行っております また、自治体の皆様においても、 このアナログ規制の見直しを進められるように、デジタル庁が ノウハウの提供や情報の提供、またツールの提供を行い、 自治体が自ら改革を行うことを後押ししております さらに、技術を体系的に示したテクノロジーマップも公開しております これによって、行政現場において新しい技術である ドローンやAIといったものも多く導入されるようになってきております こうした制度の見直しは、単に業務を デジタル化するだけでなく、根本的に考え方を変える 行政のやり方を見直すことにつながっております <資料17ページ 行政システムは個別・単独から共通・共同へというスライドを投影> そして、行政そのもののデジタルインフラも転換を行ってきました これまで国、地方のシステムは バラバラにそれぞれ個別に開発運用するということが 当たり前でありました 地方自治体によっては、このITシステムインフラを一人、 二人といった職員が担うという現場も少なくありません また、中央省庁においても IT人材を採用するといったことがだんだん難しくなってきました さらに、高度化するサイバー攻撃に対しても、常にアップデートをしなければいけません そこで我々は生産性、安全性等を加えまして、 今後行政サービスを維持するといったところを しっかり確保するために、国、地域、国、地方のシステムの共通化、 共同化を進めてまいりました クラウド環境におきましては、政府が認定するガバメントクラウドに 現在4000以上のシステムの移行を完了しております また、政府の共通インフラであります ガバメントソリューションサービスにおいては、 共通のネットワーク、共通のネットワーク上の端末といったものを 政府内に展開して多くの省庁にご利用いただき、4万人以上が このサービスを使っております さらに、地方自治体のシステムにおきましても、標準準拠システムへの移行を地方自治体の皆様、 また事業者の皆様と一体になりながら 着々と進めているところであります こうした国と地方と一体になった取り組みによって、安全で安心で 持続可能性の高い行政システム、インフラといったものの 実現が進んできております 今ご説明しました取り組みにつきまして、幾つかのケースを 第三者のコメントも含めて映像でご覧いただきたいというふうに思っております 行政のデジタル改革という文字が表示された画面 市役所の執務室風景 キーボードをタイピングする手元 市役所の手続案内版が表示され、D住所変更(オンライン予約あり)というボタンを押している テロップ、ナレーション 行政のデジタル改革で変化がもたらされた国民生活 救急車の映像。マイナ救急実証中というステッカーが車体に貼られている 救急車が出動する様子 テロップ 生活の変化 マイナ救急 もしものときの安心サポート ナレーション もしもの時をサポートします 救急隊が訓練をする様子。救急搬送されている患者役に対して救急隊2人が救急車内で救急活動をしている 救急隊 マイナンバーカードをお持ちですか  マイナンバーカードを読み取る端末の様子。カードを差し込んでいる。 心筋梗塞と脳梗塞、平塚共済病院受診ですね  患者役の救急隊員が苦しそうにしている様子 救急隊員がインタビューに答えている様子 救急活動の訓練の様子 救急隊員 救急車を呼ぶほどの病気やけがですと、救急現場でご家族やご本人が パニックになっている事案がございました  情報をご本人から聞き取ることが難しい場面で、マイナンバーカードは 役に立つと考えていますし、患者さんやご家族の負担も減らすことができます  市役所の執務室で職員が執務をしている様子 スマートフォンでマイナポータルを起動し引越し手続きをしている様子 ナレーション 引越しや介護などの行政手続きをオンラインで テロップ 生活の変化 オンライン市役所 デジタル庁職員 住民の方は役所に行かなくても手続ができるようになります マイナポータルで引越し手続きをするための画面が表示されている マイナンバーカードのイメージ画像とマイナポータルのイメージ画像 市役所職員 オンラインでの対応ですと、マイナポータルで作成された 情報が自動でデータ処理されていきます 住基システムへの入力事務などが 職員がキーボードをタイピングして執務をする様子 職員が執務室で執務をしている様子 勤務時間内に行うことができるようになり、時間外勤務を 大幅に削減できるようになりました 図書館で職員が書籍の整理をしている様子 タクシーに利用者が乗り込む様子。タクシー運転手が乗車をサポートしている マイナンバーカードの接写 テロップ 生活の変化 市民カード利用 ナレーション 本の貸出やタクシー利用も マイナンバーカードは持つから使うへ 図書館で利用者が本を閲覧している様子 利用者が図書館の貸し出しシステムを利用し、貸し出し手続きをしている様子 図書館の利用者 マイナンバーカードは日ごろ持ち歩いているので、 ちょっと図書館へ行きたい時にすぐ来て借りられたりするのはいいかなと思っています  タクシーが複数台並んでいる様子 タクシー利用者がマイナンバーカードを運転手に提示して精算手続きをしている様子 端末にマイナナンバーカードを差し込む様子 市役所職員 市の職員やタクシー会社は、利用券の集計や報告など 事務処理が大幅に改善され、負担が大きく減りました  人件費や郵送費などを計算すると、経済的な効果も出ています Jリーグの試合会場でサポーターが応援をしている様子 スタジアムの外観 サポーターが並んでいる様子。マイナンバーカードについて、Jリーグ試合会場での実証実験を行っている テロップ 生活の変化 マイナンバーカード民間利活用 Jリーグ試合会場での実証実験 ナレーション 確実な本人確認で なりすましや不正転売を防ぎます サポーター 携帯を触らずに パスワードを覚えてなくても、顔で 認証をできるという手軽さが良かったと思います 職員2人が作付け確認をしている様子 スマートフォンで配管を撮影しているデモ テロップ 事業や地域の変化 アナログ規制の見直し ナレーション 事業や地域の活性化にもつながっています 職員3人が作付け確認をしている様子 人工衛星で作付け確認をしている様子 モニターで作付確認をしている様子 テロップ 事業や地域の変化 アナログ規制の見直し 人工衛星による作付確認 市役所職員 植わっているのはブロッコリーで確認しました  ナレーション 制度はアナログ前提からデジタル前提へ 市役所職員 土日家族と一緒に過ごせる時間が増えたとか、熱中症にならなくて済んだとか、国も アナログ規制の見直しを進めておりますので、 デジタルの技術の導入とか、人工衛星を使って 業務改善していく時代なのかなと考えています  地中の工事をして、配管を確認している様子 地中の空洞を調査する車が走行している様子 ナレーション 規制の見直しでデジタル技術の活躍の場も広がっています テロップ 事業や地域の変化 テクノロジーマップ 地中の空洞を調査する車/提供 ジオ・サーチ デジタル庁職員がインタビューに答える様子 テクノロジーマップの画像 スマートフォンで配管を撮影する様子のデモ デジタル庁職員 デジタル技術が進化してきて 技術発展してきていますので、人がいなくても対応できるようテクノロジーマップや技術カタログを解説・発信していてことで、 テロップ 事業や地域の変化 テクノロジーマップ 掘削状況の3D管理アプリ 実例につなげていく、そうしたことを 進めていきたいというふうに思っています  東京の空撮。中央に東京タワーが映っている様子 情報システムをイメージさせる映像 霞が関を撮影した様子 オンライン会議のイメージ映像 テロップ 行政の変化 GSS ナレーション 行政そのものにも変化が ガバメントソリューションサービス、GSSが、これまで府省庁ごとにバラバラだった行政システムを共通共同の基盤へと再編しています  デジタル庁職員 どの省庁で利用しても、この基準を満たすようなセキュリティを担保した中で、どこでも業務ができるようになった  職員がGSS端末を持って移動するイメージとなる映像 東京の街並み GSS端末を持って、GSS環境下でお仕事をしていただくと、 その結果、より実務がやりやすくなったとか、より良い政策立案とか、 そういったところに繋がっていけばですね、 最終的なゴールとして描いているところではあります デジタル庁のロゴ <資料21ページ 今後の取組「社会全体のデジタル改革推進」というスライドを投影> 浅沼デジタル監 ここまで主に行政のデジタル改革についてお話をさせていただきました 次に、今後の取組についてお話をさせていただきます  <資料22ページ 行政のデジタル改革から社会全体のデジタル改革へ。AIフレンドリーな国家に。というスライドを投影> 行政のデジタル改革については、 この4年間で確かな変化を生み出してきました しかしながら、まだ十分とは言えません 国内におきましては、依然として 課題がたくさんありますし、また国際情勢も 大きく変化をしてきております こうした背景を踏まえ、 今後は行政のデジタル改革を土台として、社会 全体のデジタル改革を進めていきます そして、これを実現するために、より加速するために AI技術を最大限活用したAIフレンドリーな国家を目指していきます <資料23ページ デジタル化を通じて対応すべき重点課題というスライドを投影> 重点計画でも 提示いたしましたが、日本におきましては、人口減少、 また深刻な労働力不足という課題に直面しています また、国際的なデジタル競争といったものもますます激しくなっております さらに、災害、またインフラの老朽化といった備えにおいても待ったなしの状況です。サイバー攻撃の脅威も増しております そして、この数年で大きく変わってきたのが、生成AIといった新しい技術が 我々の想像以上に速いスピードで社会 実装されてきたことです <資料24ページ 今後の取組の方向性と重点的な取組というスライドを表示> これらの課題、 また社会状況の変化、技術の進歩といったところを踏まえまして、 今後は制度・業務・システムの一体的な 改革に加えまして、5つの領域に注力して取り組みを進めてまいります 1つ目が、AI、先端技術を社会全体で徹底的に活用していくこと 2つ目が、AIが使えるようなルール制度を、仕組みを整えていくこと 3つ目が、産業や事業が成長できるようにデータ利活用の制度を整えるべきデジタルインフラを効率化していくこと 4つ目は、社会全体でデジタルを安全安心に使える環境を整えていくこと 5つ目は、これを推進できるデジタル人材を採用、確保、育成をし、さらに行政 自体も組織の改革を行っていくことであります <資料25ページ 政府AI基盤「ガバメントAI」を構築というスライドを表示> 今後の重要な取組としまして、政府におけるAI活用の推進についてご説明いたします 社会全体でAI活用を推進するためには、 まずは行政自らAIを活用するようにならなければいけません これまで構築してきたデジタル基盤ガバメントソリューションサービス、ガバメントクラウドに加えまして、 次は共通のデジタルインフラとしてガバメントAIという基盤の整備を進めてまいります  <資料26ページ ガバメントAIを構築し、政府のAI活用環境を整備というスライドを表示> ガバメントAIの取組につきまして、政府が持っているデータを使いやすくしたり、 また、AIを導入する際のルールを整備していく さらに、AIを活用できる基盤を整え、生成AIの業務サービスも展開していく これを政府自治体に向けて提供することを統合的に行っていきます ガバメントAIの構築に当たりましては、 デジタル庁チームに専用のチームを作り、内部開発によって デジタル基盤、またデジタルサービスといったものの提供を行っていきます さらに、職員視点に立ったサービスを実現するために、この取組を 前に進めるとともに、さらに進化するAIに適応していく、 また国際の環境に合わせて変化していくといったところも踏まえて、 柔軟な政策推進、またサービスづくりを行っていきます <資料27ページ 行政の進化と革新に向け、生成AIの利活用とリスク管理を表裏一体で推進というスライドを表示> また、制度面におきましては、技術の現場や、 またニーズを踏まえまして、AIの利活用、 そして調達のガイドラインを随時更新していきます 各省庁の体制、また連携を強化し、専門家との連携等を進め、 信頼性の高いAIサービスの提供とその仕組みづくりを確保していきます <資料28ページ 一人ひとりに最適なサポート型行政サービスへ サービスをひとつにまとめてより便利に というスライドを表示> 次に、利用者視点に立ったサービスの拡充についてご説明いたします  デジタル庁は、設立以来、利用者視点に立ったサービスを推進してきました これをさらに一歩進め、一人ひとりのニーズにあった サービス提供といったものを行っていきます そして、利用者にとって デジタルサービスを使いやすくするように、 今までバラバラだった行政サービスといったものを 一つの入り口にまとめていきます 既に個人向けのサービスにおいては、マイナポータルが さまざまなサービスの入り口として統合されております 次に進めるのは、事業者向けのサービスです 事業者向けの様々なサービスを 一つのポータルからアクセスできるように、新しいサービスの構築を 進めていきます  新たなサービスとしましては、20026年春を目指して 第1弾のアルファ版のリリースを検討しております  <資料29ページ 本人確認も行政手続もスマホひとつでというスライドを表示> 直近におきましては、2025年6月に マイナンバーカードの機能をiPhoneに搭載いたしました 多くの方々にご利用いただき、 スマートフォン一つで行政手続や本人確認ができるという 環境がまさに整いつつあります さらに、この便利な体験を実現できるように、 今別々になっておりますマイナポータルアプリと デジタル認証アプリの統合を行っていきます こちらにつきましては、2026年夏を目標に 企画開発を行っていきます <資料30ページ 一人ひとりに寄り添いながら手続きをサポートというスライドを表示> この新しいマイナポータルアプリ、さらに事業者向けのポータルとなる Gビズポータルにおきまして、利用者をサポートする様々な機能の開発を 行っていきます  AIを活用した問い合わせ対応や事業者のニーズに合わせた 情報提供など、利用者をサポートするサービスといったものの拡充を図っていきます <資料31ページ 制度・業務・システム改革により ストレスを感じない、やさしい公共サービスへ というスライドを表示> こうした利用者視点のサービスを実現するためには、制度・業務 システム、三位一体の改革が必要となります システムの改修だけでなく、制度から見直すといったところが重要になります この取組を通じて、結婚、 引越し、子育て、納税など、さまざまな ライフイベントや行政の接点に合わせた、 一人ひとりの日々の暮らしに寄り添う公共サービスを進めていきます <資料32ページ 国民の体験向上に向け、新たな行政サービスの導入計画を公開というスライドを表示> まずは、出生子育ての分野において、さまざまな手続きが一度で申請で終わるように、また一回の手続で複数の手続きが終わるように、簡単でストレスのない行政サービスの実現を行っていきます これらの計画や実現したサービスにつきましては、利用者体験のロードマップとしてウェブサイトに公開を進めます 今後の方針でしたり、目指す姿といったところを関係者と共有しながら、この利用者体験を高める取り組みを継続的に行っていきます <資料33ページ AIを前提として国内外でデータ利活用を加速 国・地方のシステム最適化も推進というスライドを表示> 続いて、重点的な取り組みにつきまして、データの活用についてご説明いたします  日本の競争力を高め、成長を促すためには、 データ利活用、また共通の基盤を整備することが必須であります まずはデジタル行財政改革会議と連携をして データ利活用の方針を固め、その上で準公共領域、 医療や教育、また交通といった領域において、具体的なデータ利活用の事例を 各省庁と連携しながら推進していきます また、国際面におきましては、DFFTの実現に向け、 OECD傘下に新たに設置した機関において、 各国のデータの規制の把握や、 また、連携するデータのセキュリティ確保といった様々なプロジェクトを 2国間、多国間で進めていきます そして、行政システムにおきましては、国も地方も 共通化、共同化を進め、デジタル技術を最大限生かし、効率的で 安定的で持続可能なデジタルインフラの実現を目指していきます <資料34ページ 組織の強化「デジタル庁2.0へ」というスライドを表示> こうした社会全体のデジタル改革を進めるためには、 我々デジタル庁自身も常に進化をし続けなければいけません  デジタル庁も1.0から2.0へのバージョンアップを目指します <資料35ページ 今後の組織強化 デジタルファーストを発展させ AI・データを最大限に活用する行政組織へ。世界をリードする官民一体の組織づくりを。という資料を表示> その中におきまして、デジタル庁は AIデータを最大限活用する行政組織を目指します また、デジタル庁の特徴は官民一体の組織であります この強みを最大限生かし、一緒に価値をつくり続ける そして中から改革する、 これを継続するといった組織の能力を高めていきます 今後も多様なバックグラウンドを持つ専門家を 積極的に採用を進め、直近では 約1500名体制に向けて体制強化を図っていきます <資料37ページ AI・データを活用した政策立案、サービス提供、組織変革をあたりまえにというスライドを表示> 組織強化につきまして、まずAIデータを前提とした 組織づくりについてご説明いたします  <資料38ページ 行政AIサービス、データダッシュボードの積極活用というスライドを表示> 組織全体でAIデータを活用する、 これを行政のプロセスに埋め込み、当たり前のものとして定着をさせていきます 具体的には、まずガバメントAIの活用であります  先ほどご紹介しましたガバメントAIを職員全員で使っていく、 徹底的に活用することによって、 組織全体で生産性を上げる、効率化していくという取組を進めていきます 次に、政策立案に関わるようなデータの可視化を進めます 現在までに 既に各省庁と連携して政策ダッシュボードを拡充してまいりました 今年の6月には内閣府と連携し、ジャパンダッシュボードをリリースしております デジタル庁だけでなく、政府全体として データに基づく政策立案をする環境、また文化といったものを 支援していきます そして、組織内におきましても、データの利活用、 そして業務改革といったものを推進していきます 現在、人事やプロジェクト管理、 また会計といったデータを一元的に集約し、 それを業務に活用するといったことを着手しております 既に採用の進捗でしたり、残業の情報といったものは、リアルタイムに近い形で 把握することができるようになってきました このように、データに基づく政策立案、 またリアルタイムでの組織の状況の把握を行うことによって、 職員全員の能力を最大限に発揮し、AIデータを活用した 政策立案、サービスづくり、また組織改革を進めていきます <資料39ページ 政策立案と内部開発の体制強化というスライドを表示> 続いて、組織の体制強化であります 組織として、 これまで課題であった政策立案機能の強化、 また内部開発の強化を進めていきます 政策立案機能の強化におきましては、企画機能と官房機能を 役割を分けながら、両方の体制の強化を行っていきます <資料40ページ 内部開発により利用体験向上、政策立案から実装までの時間短縮というスライドを表示> また、内部開発におきましては、AIの実装を中心として 体制強化を図っていきます  内部開発は、デジタル庁設立時から試行錯誤しながら 着実に成果を出してきました 海外の取り組みを参考にしながら、 いくつかのアプローチに分けながら、その取り組みを進めてきました 現在におきましても、マイナポータル、ガバメントクラウド、 また対面確認アプリなど 様々なサービスにおいて内部開発の成果を生み出しております 内部開発によって、これまでの行政組織で難しかった 品質や利用者体験の向上、コストの最適化、 そして政策立案から実装までのスピードを上げるといった 効果を実現しております このようなAIやデータの利活用、 そして体制の強化によって、政策立案、実装、そして 分析改善までのサイクルを高速化していきます 今までの行政のプロセスのように、政策立案から実装まで 1年2年というサイクルではなく、目指すは 数週間数か月で政策立案から実装まで行うと、 こういう行政組織を目指していきたいというふうに思っております これがAI時代に求められる行政組織の姿だと考えております <資料P42 国民、事業者、府省庁、地方自治体との連携や支援の強化というスライドを表示> そして最後に、関係者皆様との連携強化を進めていきます 社会 全体のデジタル改革はいうまでもございませんが、デジタル庁だけで 成し遂げられるものではございません  国民の皆様や事業者の皆様からの意見をしっかり集約して、 それを政策サービスに反映していく、 この仕組みを高度化していきます また、関係する省庁、自治体の皆様が抱える デジタル化の課題に関しても、我々の体制強化や ツールの整備を行い、伴走支援を行っていきます こうした取り組みを通じて、共に課題を解決する 仕組みと文化というものを作ってまいります <資料43ページ デジタル庁の使命 誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化を。というスライドを表示> デジタル庁は設立から4年間、 誰一人取り残されない人に優しいデジタル化をミッションに掲げ、 多くの関係者と協業しながら、様々な領域で確かな成果を上げてきました しかし、この成果というものはまだ出発点でしかないというふうに考えております  行政のデジタル化を土台として、次は社会全体のデジタル化を進め、 AIフレンドリーな国家を目指していきます そのためにデジタル庁自身もアップデートをしていきます  AIデータを最大限活用する、行政組織に変わっていく また、政策立案の機能、そして内部開発の機能を強化し、体制の拡充も図っていきます 最後に、デジタル庁が関係者、また利用者、 そして相手省庁、自治体の皆様方と進めております 政策サービスにつきまして、 直感的にご利用、ご理解いただきやすいようなイメージビデオを作成しましたので、 ご覧いただきたいというふうに思っております こちらの映像でお見せいたします施策に関しましては、 実際に始まっているものもありますが、まだ実証段階のものもありますので ご了承ください スローモーションで、会社員など様々な人たちが雑踏を歩いている。 その中で若い女性が、一人だけこちらを見つめている。 だんだんとカメラが引いていき、女性の姿が小さくなっていく。 ナレーション 「デジタルって、見えないけれど、気づけばほら、いつでもそばにある。」 場所が変わり、朝の通学路になっている。 ランニングする女性など様々な人たちが行き交う。 その中で通学途中の小学生の男の子が、一人だけこちらを見つめている。 カメラがゆっくり動いていくと、 また場所が変わり、スーパーの惣菜コーナーになっている。 買い物をしている様々な人たち。 その中で赤ちゃんを抱っこしている母親が、一人だけこちらを見つめている。 ナレーション 「そして、デジタルだからできることがある。」 カメラが買い物客の背中を横切ると、 場所が変わり、屋外の開けた雑踏になっている。 会社員など様々な人たちが雑踏を歩いている。 その中でスーツ姿の男性が一人だけこちらを見つめている。 前を向いて歩きだす男性。 コンビニの中を歩く男性。 プリント機の前で立ち止まり、マイナンバーカードを使って住民票を出す。 ナレーション 「そう、時間を気にせず、必要な証明書を受け取れたり。」 住民票を手に取り、安心した表情をする男性。 テロップ 「コンビニで証明書交付」 カフェのレジ前。会計時に、マイナンバーカードで支払いを行う年配の女性。 ナレーション 「マイナンバーカードでも、手軽にお支払いができたり。」 お会計がスムーズに終わり、安心した表情をする年配の女性。 テロップ 「お支払いもデジタルで」 小学校の教室。                                                                                                                                               タブレットの教科書で、算数の問題を見ている冒頭の小学生の男の子。 ナレーション 「一人ひとりに合った授業を受けられたり」 問題に正解して喜ぶ男の子。 「個人に合わせた授業サポート」 サッカーの試合観覧のために、 多くの観客が受付に向かっている。 受付に入っていく大学生の女性と男性。 マイナンバーカードを認証端末にかざし、顔認証をする女性。 ナレーション 「イベントに参加する時に、 確実に本人確認ができたり。」 顔認証に成功し、喜ぶ女性。 テロップ 「各種チケット等の不正転売を防止」 自宅のリビングで出生届など、産後の申請を行う冒頭の母親。 奥には、赤ちゃんを抱っこする父親。 ナレーション 「手が離せない時は、 役所に行かなくても手続できたり。」 申請が完了し、安心した顔の母親。 テロップ 「出産後の手続もスマホから」 救急車の中、ぐったりと横になっている男性に救急隊員が状態を確認している。 別の隊員が付き添いの女性からマイナンバーカードを受け取る。 ナレーション 「患者が話すことができない時も、 受診歴や薬の情報が分かったり。」 患者の男性の情報を確認できた隊員。 男性の妻が、少しほっとした様子で隊員にお礼を言っている。 テロップ 「救急時の迅速な情報確認」 冒頭の女性、スーツの男性、小学生の男の子、母親、大学生の男女など今までに出てきた 人々が登場し、だんだんと映像の切り替わる速度が上がっていく。 ナレーション 「いつでもどこでも。必要なとき、必要なものを、必要な人に。 それぞれの人に合わせたサポートがあって、すべての人に よりやさしい社会を、つくれると思う。」 海、線路、花、水面、夕焼け、夕陽、飛行機雲など様々な情景がスピーディーに切り替わる。 テロップ&ナレーション 「一人ひとりの暮らしの中へ。」 雑踏の中を笑顔で歩いていく冒頭の若い女性。 色鮮やかな水彩のアニメーションが文字を作り、デジタル庁のロゴになる。 テロップ&ナレーション 「デジタル庁」 テロップ 「本動画内で紹介されているサービスの一部には、実証事業等で将来の実装に向けて検証中のサービスも含まれます。」 浅沼デジタル監 引き続きデジタル庁はテクノロジーの力で 日本全体を前進させていく役割を担っていきます そして、一人一人の暮らしに寄り添う、 あって当たり前と思えるような政策サービスを 実現するために、創設時の想いを 忘れることなく、チャレンジ精神、また強い覚悟を持って 様々な課題に取り組んでいきます 本日はご清聴ありがとうございました